・今、《食べるクスリ》とまでも言われている納豆。どうして、納豆はそんなに健康に良いのでしょうか?
◎体にいい成分
それは…ズバリ!!納豆に体にいい成分が含まれているからです。
○Oー157をおさえる
平成8年に、多くの人が病原性大腸菌Oー157に感染し、大問題となりました。Oー157は、抗生物質に強いのです。そんなOー157の対して、納豆が効くといいます。納豆菌は、腸の有害な菌をおさえる力があり、体の中に1000〜2000個のOー157が侵入したときでも、納豆の糸1gを食べれば、Oー157は全滅してしまうのです。なんと、納豆の糸1グラムに納豆菌が1000000個いるのですから。つまり、人が作り出した抗生物質よりも、昔からいる納豆菌のほうが強かったのです。
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○血栓症を防ぐ
最近、血栓症による死亡者が増えています。血栓症とは、地が固まって血栓となり、血管に詰まってしまう病気です。血栓が心臓で詰まる病気を、心筋こうそくといい脳で詰まることを脳こうそくといい、死んでしまうこともある病気です。納豆に含まれるナットウキナ−ゼという酵素は、血栓を溶かす力がとても強いのです。50gの納豆を食べると約2時間後ぐらいから、血栓が溶けはじめるのです。心筋こうそくなどの血栓症は明け方に発病することが多いので、予防のためには、納豆は夕食に食べるといいそうです。
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○じょうぶな骨を作る
最近、「骨粗しょう症」という病気が話題になっています。「骨粗しょう症」とは、骨がすかすかになり、ちょっとぶつけたくらいで骨折をしてしまうという病気です。実は、納豆には骨にとても必要なビタミンK2が多く含まれています。ビタミンK2は、カルシウムの吸収を助ける働きをもっていて、納豆にしか含まれてません。骨粗しょう症を防ぐため、そして、毎日元気に暮らすためにも、納豆をたくさん食べましょう。
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○便秘や肥満を防ぐ
納豆菌には、消化活動を活発にする酵素が、たくさん含まれています。納豆菌の酵素は食物繊維といっしょになって、便秘や胃のただれなどの解消に活躍します。また、人間の体内で自然に分泌されるアミラーゼやプロテアーゼなどの消化酵素は、納豆の酵素とむすびつければ、より消化吸収がよくなるそうです。そして、最近とても話題になっている「ビフィズス菌」というのは、健康な腸を作るために重要な役割をしているもので納豆は、このビフィズス菌の活動を助ける働きもしています。便秘で困っている方!納豆を食べましょう。
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○血糖値を下げる
国民病とも言われる、糖のとり過ぎによる糖尿病。この病気を治すのに良いとされているのが、またしても納豆。納豆には、血糖値を下げる働きのあるビタミンB2が、多く含まれているのです。そして、糖尿病治療に欠かせない食物繊維は、なんと100g中6.7gを含まれていて、これはごぼう並みだそうです。納豆は、糖尿病にぴったしな、薬ですね。
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○脳を活発にし、記憶力をよくする
納豆を食べると、脳の細胞が活発になります。なぜなら、細胞を活発にさせるレシチンという物質が含まれているからです。また、レシチンには、記憶力をよくする働きをもっていて、特に短期的な記憶力があるそうです。