登録年月:1996年12月/登録基準:文化遺産1・2・4・6
日本三景の一つ、広島湾に位置する安芸の宮島として知られる。厳島神社の本社社殿・弊殿・拝殿・周囲にある大鳥居・五重塔など34棟と3基、また原始林の森林地帯が世界遺産に登録されている。塩の道引きを利用して建てられた、自然と建築物が一体となった神社は世界にも例がなく、高い評価を得ている。12世紀、当時の権力者であった平清盛によって基本が建てられた。鎌倉時代に建てられた数少ない建築物であるとともに、寝殿造りの様式をとるこの神社は海の上に建てられている。また、平安時代の建築様式を忠実に再現していることから国宝にも指定されている。