登録年月:1998年12月/登録基準:文化遺産2・3・4・6
古都奈良の文化財として指定されているのは国宝建造物がある東大寺・興福寺・春日大社・元興寺・薬師寺・唐招提寺と、特別天然記念物に指定されている平城宮跡・春日山原始林の計8つである。これらは個別に評価されたわけではなく、8つを総合して物語る日本の歴史が評価され、古都奈良の文化財としてまとめて評価を受けたものである。日本の国の基礎が築かれた奈良時代の文化を伝え、周辺の自然環境とともに保護されている。奈良県は710年から794年までの70年以上日本の都であった。世界遺産に指定されているのは奈良県全体の10分の1程度の面積しかないが、奈良の宮廷や大社寺などが集中している。
薬師寺
東大寺