登録年月日:1995年12月/登録基準:文化遺産4・5
岐阜県北部と富山県南部にまたがる3つの集落とその周辺の自然環境からなる白川郷・五箇山の合掌造り集落は、江戸時代末期から明治時代にかけて作られた合掌造り家屋が約130棟ある。(五箇山は平村・上平村・利賀村のことを指し、白川郷は白川村にある合掌造り家屋の集落のことをさす。)これらはどれも築100年から200年ととても古い。合掌造り家屋は大人数で住めるよう、中はとても広く、養蚕が行われている。豪雪にも耐えられる合掌造り家屋は優れた建造物としての価値を評価され、また高度成長期の中でも常に自分たちの文化を守ろうという努力がなされた結果、1995年に世界遺産へ登録されることとなった。