インド
〜北インド〜

インドは暮らしやすい気候なので辛さはまろやかです。よって香りのよさをより重視し、乳製品を用いた穏やかな使い方が特徴的です。スパイスは時に応じて粉末状のものが用いられます。また、宗教上ヒンドゥー教は牛肉を食べず、イスラム教は豚肉を食べません。両方の宗教の人がいるため、自然に食べられる肉がに限られてきます。またインド人はベジタリアンの思想が強いので豆のカレーも多いようです。



北インド風鶏のひき肉カレー
の作り方

<材料>(4人分)
●鶏モモひき肉…約800g
●玉ねぎ…………中1個
●ホールトマト……小1缶
●おろしにんにく…大さじ1
●おろししょうが…大さじ1
A→唐辛子パウダー(大さじ1.5)、コリアンダーパウダー(大さじ2)、ターメリックパウダー(大さじ0.6)
●ガラムマサラ………………………………………小さじ1
●ココナッツファイン(ココナッツの果肉のスライス)…大さじ2
●グリンピース……………………………………………適量
●塩……………………………………………………大さじ1
●油……………………………………………………120cc
<作り方>
@玉ねぎは皮をむきみじん切りにする。
Aホールトマトをミキサーにかけてつぶしておく。
Bフライパンを火にかけ油をひいて熱したら、@の玉ねぎを色がつくまでよく炒める。それに、にんにく、しょうがを加え軽く炒め、Aと少量の水を加え手早く炒める。
CBにAを加え、鶏モモひき肉、塩を入れて混ぜながら水分がなくなるまで煮込む。アクはこまめに取る。
DCにココナッツファイン、ガラムマサラを加えて少し煮て出来上がり!※グリンピースを入れて好みでバター、フレッシュコリンダー、しょうがを刻んだものをふっても良い。



〜南インド〜

南インドは一年中暑いため、辛味の強いカレーが食べられます。そのため、乳鉢が常備されホールのスパイスをその都度つぶして使います。主食は米地帯であることからを材料として作ったものが食べられています。ヒンドゥー教徒の割合が多いので牛肉は食べられず、他の肉類もあまり食べられません。暑さの中でも喉ごしのよい野菜スパイスを多く用い、合わせて強烈なスパイスを和らげて消化を助けるココナッツミルクを使うことで健康的に生活できるようにしているのです。



南インド風
野菜カレーの作り方

<材料>(4人分)
●玉ねぎ…………2個
●じゃがいも………2個
●にんじん………1本
●だいこん…約10cm
●カリフラワー……1房
●いんげん……300g
●トマト…………2個
A→マスタードシート(小さじ1/2)、ダール豆orレンズ豆(小さじ1)、赤唐辛子(3本)、
ベイリーフ(2枚)
B→チリパウダー(大さじ1)、ターメリックパウダー(大さじ1)、コリアンダーパウダー(大さじ2)、ココナッツクリーム(2カップ)
●塩……小さじ1
●水………適量
●油……大さじ3
●ギー…大さじ3
<作り方>
@玉ねぎは皮をむき、1個はみじん切りに、1個はスライスしておく。じゃがいも、にんじん、だいこんは皮をむき6等分に切る。カリフラワーは小房わけにする。トマトはへたを取り4つ切りに、いんげんは横2つ切りにしておく。
A深鍋を火にかけ油をひいて熱したら、Aを入れ炒め、@の玉ねぎのみじん切りを加えて色がつくまでよく炒める。
BAに@のじゃがいも、にんじん、だいこん、カリフラワー、トマトを加えて、約5分かき混ぜながら炒める。それに野菜がかぶるほどの水を入れて中火でじゃがいもがすきとおるまで煮込む。アクはこまめに取る。
CBにBを加えて、弱火で約10分煮込み、@のいんげん、ギーを加え、いんげんに火が通ったら塩で味を調えて出来上がり!


もっと詳しく・・・



世界のカレーへ