衣食足りて礼節を知る
いしょくたりてれいせつをしる
使用頻度
意味
経済的
(
けいざいてき
)
に豊かであってこそ、人々は、礼儀や名誉をわきまえるようになる。
例文
人々が親切なあの町は、
衣食足りて礼節を知る
というぐらいだから、経済的にも豊かなのだろう。
解説
斉
(
せい
)
の国の
桓公
(
かんこう
)
のもとに「
管鮑
(
かんぽう
)
の交わり
」で有名な
管仲
(
かんちゅう
)
という
大臣
(
だいじん
)
がいたんじゃ。
管仲の政治の基本的な考え方が
『衣食足りて礼節を知る』
で、
服と食べ物(衣食)
が十分にあってこそ、
人々は
礼儀や名誉(礼節)
をわきまえるようになるという意味じゃ。
英語
Manners and money make a gentleman.(態度とお金は紳士をつくる。)
出典
管子
(
かんし
)
類語
恒産
(
こうさん
)
無ければ
恒心
(
こうしん
)
無し
・・・経済的余裕がなければ、主義や主張は保てない。