次に比べるのは、『羹に懲りて膾を吹く』と『石橋をたたいて渡る』じゃ。
故事成語vs日本のことわざ――第二ラウンド――
故事成語代表:羹に懲りて膾を吹く
ことわざ代表:石橋をたたいて渡る
意味:慎重になりすぎることのたとえ。
『石橋をたたいて渡る』と言われれば、石橋をトントンとたたきながら渡っている人が想像できるじゃろう。
じゃが『羹に懲りて膾を吹く』と言われても、「羹」がなにか、「膾」が何かピンとこない人は、この言葉を理解することは出来ないのじゃ。
それはなぜじゃろう?
――それは故事成語が「中国からきた話」からなんじゃ。
これは「羹」や「膾」という言葉が、日本人になじみがないからないのじゃ。じゃから中国の文化なども少し理解しておかねばならないのじゃ。
故事成語と日本のことわざの違い――結論
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