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■カーボンナノチューブとは

■カーボンナノチューブの応用

カーボンナノチューブとは(1)

カーボンナノチューブ(carbon nanotube)は、1991年、NECシステムデバイス基礎研究本部の飯島澄夫主席研究員(名城大学理工学部教授)によって、発見された新素材です。このカーボンナノチューブは、名前からカーボンと見て取れるようにC(炭素)の同素体です。

まず、ここでは、このカーボンナノチューブという物質をよく理解するために、炭素の話からはじめます。

炭素の中で、昔からよく知られていて、また、日常でもよく知られているのは、ダイヤモンドとグラファイト(黒鉛 ここでは、以下理科的な話をするため、ちょっと聴きなれない言葉ですが、グラファイトと記述します。)であると思います。なぜ、このように同じC(炭素)という物質でも、見た目も強度も異なる物質ができるのかというと、それは、炭素がどういう結びつきをしているかによって、構造がまったく変わってしまうからです。

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