漬物の歴史
漬物はずっと昔から作られていたと考えられています。記録に残っているもので最も古いのは
奈良時代の木管(文字を書いた木の札)で、ウリや青菜の塩漬について書かれています。
その後、収穫した食糧を保存する方法として、又は、凶作に備えて貯蔵する方法として
様々に発達してきました。塩漬・しょう油漬・味噌漬・粕漬・酢漬・ぬか漬などがあります。
主な野菜は、かぶ・青菜・ナス・ニラ・タケノコ・セリなどです。
室町時代には漬物のことを「香の物」・「お新香」・「お香々」などと呼ぶようになりました。
お茶の席で香りの高いものを「香物」と言っていたことや、大根やウリなどを塩や味噌に
漬けておくと香りが高くなることから、そう呼ばれるようになったのです。