これから「化学」についてやっていきますが、同じ読み方の「科学」と、どうちがうのでしょうか。

簡単に言ってしまえば、「化学」は「科学」の一部なのですが、詳しく知りたい人は、この下の文を読んでください。

• 科学―science―とは

  まず字の意味で考えてみましょう。
  「科」は、「区分け」や「おきて・法律」という意味があります。そんな「学」問なのだから
  物事の「おきて」を見つけて「区分け」する学問ということです。
  その中でも、一般に「科学」といわれるのは、自然や物質を扱う「自然科学」という分野です。

• 化学―chemistry―とは

  化学についても、字の意味で考えてみましょう。
  「化」は、訓読みすれば「化ける」ですね。化けるというのは、タヌキが硬い石のお地蔵さんに化けるように、全く性質が変わってしまうこと。さらに、化けると変わるものは「特性」「構造」など。そんな「学」問なのだから
  物質の特性・構造が変「化」するのを研究する学問ということです。
  さらに「科学」の説明でも言ったように、「自然科学」は、自然や物質を扱うから、物質の変化を研究する「化学」は「自然科学」の一部ということになります。