(ここでは原子の歴史において功績を残した有名な方を紹介します)
生没年:1834〜1907国籍:ロシア
ロシアの中央部、シベリアのトボリスクで16〜17人もいたという兄弟の末っ子として生まれる。 父の失明による失職やその後、母親の営むガラス工場での火事により、ペテルブルクへ移った。 そこの中央教育大学を1850年に入学、一番で卒業した。のちに、そこの大学講師をへて、教授になる。 1860年、ドイツで開かれた国際科学会議に出席、イタリアの化学者カニッツァーロの講演を聞き、原子量に興味を持った。その時の説明を信じ、元素を原子量の順に並べると、8、18ごとに化学的に性質の似た元素があらわれる事に気づく。そこで63の元素の原子量と化学的性質を整理した結果、周期表が出来上がった。 それにより未発見元素の位置や性質を予言する事となり、ガリウム、スカンジウム、ゲルマニウムは予言された通り、発見された。