1.面積 約33万km2(日本の約0.9倍)

2.人口 2,613万人(2005年統計局)

3.首都 クアラルンプール

4.人種 マレー系(65.5%)、中国系(約25.6%)、インド系(約7.5%)、その他(1.3%)

5.言語 マレー語(国語)、中国語、タミール語、英語

6.宗教 イスラム教(連邦の宗教)、仏教、儒教、ヒンドゥー教 、キリスト教、原住民信仰



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 マレーシアは、東南アジアのマレー半島南部とボルネオ島北部を領域とする連邦制のイスラム教国。

 シンガポール、タイ、インドネシア、ブルネイと接する。ASEANの一員。
赤道下の南国で熱帯雨林気候に属し、年間を通し日中の平均気温が32度、夜間の平均気温が22度と一定した熱帯気候です。

 マレー半島の西海岸は6〜9月が雨季となり、東海岸やボルネオ島領では10〜3月がモンスーン気候となるなど地域によって気候の違いがあります。
雨は年間を通してよく降り、平均月間降雨量は200〜250ミリ程度です。
マレーシアは多民族国家であり、日本人に近い民族も多く生活しているようです。



 HEALTHのページで説明している栄養不足について考えていただきたい。

 マレーシアでは、小学校の登校率は男女共に95%を超えるが、中学校の登校率は男女共に60%までに低下してしまいます。
マレーシアにおける栄養不足の子供の割合は約20%であり、栄養不足の子供がいることが現状です。

 そこで、中学校の登校率を低下させた多くの要因の中で、児童の不健康と栄養不足という要因を挙げられるのではないでしょうか。
児童の健康と栄養状況はHEALTHのページで説明したとおり、学力増進に重要な役割を果たしています。
学力低下は識字率低下を招かざるを得ません。

 マレーシアは栄養不足の子供を減らすことに力を入れるべきではないでしょうか。



 女性の政治参政について、宗教の点から見てみようと思います。
すると、マレーシアで多く信者がいる代表的な宗教としては、「イスラム教」であることがわかりました。

 一般にイスラーム社会は男尊女卑の世界と言われています。
実際には、法的に女性の固有の権利も認められており、これを根拠にイスラーム社会の法慣習に擁護的な論者は、

 イスラームは男女同権であり、男尊女卑という非難は不当であると主張してきました。
しかし、同権と言われているが、イスラム教においての差別は問題化しており、
これが女性の賛成率の低下を招いているのではないでしょうか。



 人間開発指数(HDI)で人間開発中位国のグループに入っているマレーシア。
これの要因は、上で述べている、栄養不足、女性の参政率によって引き起こしているのではないでしょうか。

 そして、HDIをあげることも、この要因を一つ一つ解決していかないといけないと思います。