1.面積 752.61千km2(日本の約2倍)
2.人口 1,150万人(2004年:世銀)、人口増加率1.6%(2004年:世銀)

3.首都 ルサカ(人口約170万人) 海抜1,227m

4.人種 73部族(トンガ系、ニャンジァ系、ベンバ系、ルンダ系)

5.言語 英語(公用語)、ベンバ語、ニャンジァ語、トンガ語

6.宗教 8割近くはキリスト教、その他 イスラム教、ヒンドゥー教、伝統宗教



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 ザンビアは、コンゴ民主共和国、タンザニア、マラウイ、モザンビーク、ジンバブエ、ナミビア、アンゴラの7つの国に接しています。
戦前はイギリス領であり、1964年に独立した発展途上国です。

 面積は日本の約2倍であり、農業面積における干ばつ地域は少ないものの、生産性が低いため、飢餓となっているようです。
そして、全労働人口のうち第一次産業(農業)を生業としている人口の割合が69%と高く、その時の天候に大きく左右されているようです。



 HEALTHのページで説明している栄養不足について考えていただきたい。
ザンビアは、熱帯性であるが、高地では暑さをしのぎやすいです。
年降水量は500〜1500mm。
首都ルサカ(標高約1200m)では1月の平均気温は21℃、7月の平均気温は16℃です。 乾季は5月〜8月で、12月〜4月は雨季です。

 ザンビアの経済・社会開発上、最大の問題として挙げられるのが、貧困とHIV/AIDSの蔓延です。
ザンビアでは人口の6割以上が1日1ドル以下で生活する貧困層であり、
都市部では長年に亘る経済不振により失業者があふれ、犯罪も増加傾向にあります。

 また、国民(成人)のエイズ感染率が高く(約16%)、現在、国民の平均寿命は38歳にまで低下しています。
特に農村部における働き盛りの年齢層の減少、エイズ孤児の数の増加(約60万人)は深刻です。

 エイズ感染者が多いということは、第一次産業へ大きな打撃を与えます。

 この通り、ザンビアにおける栄養不足の大きな要因として、エイズ感染者が多いことがあげられるのではないしょうか。
最近ザンビアでは成人のエイズへの意識が高まっているそうなのですが、エイズ孤児はなかなか減らないそうです。




 人間開発指数(HDI)で人間開発低位国のグループに入っているザンビア。
これの要因は、上で述べている、栄養不足、女性の参政率によって引き起こしているのではないでしょうか。

 そして、HDIをあげることも、この要因を一つ一つ解決していかないといけないと思います。