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お箸にはまだまだあなたの知らないことが数多く秘められています。
このページはそんなお箸のことについて学んでいくところです。

(うるし) って・・・?

ここではお箸に使われている天然の塗料(とりょう)(うるし)」についてお話をしていきます。

まず「(うるし)」とは、うるし科の植物から採った樹液のことをいいます。
塗料だけでなく接着剤にもなるんですよ。
塗料としてはじめて使われたのは中国で、約四千年前のことだと言われています。
日本では縄文時代に土器に使われていたようです。

現在、日本では年間約500トンもの(うるし)が使用されていますが、
その95%以上を中国からの輸入に頼っています。
国産の(うるし)は採集をする職人さんが少なくなってきているので、
取れる量も少なくなり、大変貴重になっています。

さらに、(うるし)の木を育てるのは難しく、
(うるし)が採れるようになるまで、10年〜15年かかります。
しかも一本の木から採集できる(うるし)の量は、たった200グラムほどだけです。

これでは高価になるのも無理はありませんね。


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