災害の記憶 災害




台風によって引き起こされる災害の種類は、主に「風害」「水害」「高潮害」「波浪害」の4種類に分けられます。これらは単独で発生することはなく、複合して発生し大きな被害となります

 
風害
強風による風圧によって人や建物が被害を受けることを風害といいます。屋根の瓦や煙突が飛んだりもして、台風による被害の75%は風害によるものといわれています。また、間接的な被害をもたらすのも風害のやっかいなところです。沿岸部では風により海水が飛ばされ塩害が起こったり、電線に海水のしぶきがかかり停電を起こしたりすることがあります。



 
水害
洪水など、水によりもたらされる被害のことを水害といいます。排水が上手くできないで起こる内水氾濫による都市水害も大きな問題となっています。しかし水害はそれだけではなく、土砂災害を引き起こすことが多くなっています。これによる死者も毎年出ているため、山に住んでいる人々は特に注意が必要です。



 
高潮害
海面が高くなり、住宅などが浸水したりする被害を高潮害といいます。大規模な被害は、高潮害によって引き起こされることが多いです。また、死者が多いのも高潮害の特徴です。海が近く、低地に住んでいる人々は特に注意を催促する必要があります。




 
波浪害
風によって発生・発達した波により被害を受けることを波浪害といいます。主に海に近い地方で発生し、人的被害や船舶の転覆・破損などがあります。また、サーファーなどの死亡事故も目立ちます。このような死亡事故は、正しい知識を身につけていれば確実に防げるものです。




                    

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