弐、静電気静電気に関して述べた、次の文章の空欄(ア)〜(ソ)を埋めよ。 静電気とは物体に電気がたまる現象、もしくはたまった電気のことである。 一般家庭で日常的に用いられている電気は( ア )と呼ばれる『動く電気』であり、静電気は『動かない電気』である。 静電気は2種類の( イ )の摩擦や、衝突などによって発生する。このようにして物体が電気を帯びることを( ウ )という。 身近な静電気の例としては雷などの放電現象が挙げられるだろう。静電気が原因となって電荷どうしの間にはたらく力のことを( エ )という。 また、( エ )は二つに分かれ、引き合う力を( オ )、お互いに反発する力を( カ )という。通常、( オ )は( キ )の電荷どうし、( カ )は( ク )の電荷どうしの間にはたらく力である。 摩擦によって発生する静電気の符号は物体どうしの組み合わせによって様々だが、こすり合わせたときに( ケ )に帯電するものを右に、( コ )に帯電するものを左に並べると一定の法則が見えてくる。 この絶縁体の配列の事を( サ )と呼ぶ。日常生活の中でも静電気が問題となることがある。人間が歩く時には床や衣服との摩擦によっても静電気が生じる。 冬場など( シ )の低い時期になって火花放電が現れることがあっても多少の痛みを伴うだけで済むが、作業現場などでガスや火薬などを扱う際には火災が発生する危険もあり、厳重な注意が必要である。 具体的な対策としては天然素材の服を着合わせたり、導体と地面とをつなぐ事で静電気を除去する( ス )を利用したり、イオンの放出によって静電気を取り除く( セ )を設置するなどの方法が行われている。 静電気は紀元前600年頃に( ソ )という人物によって始めて発見され、以来様々な研究がされているが、未だに解明されていない。日本においても静電気学会というものがある。 解答 ア:動電気 イ:絶縁体(不導体、誘電体、物体、物質) ウ:帯電 エ:静電気力(クーロン力) オ:引力 カ:斥力 キ:異種 ク:同種 ケ:正(プラス) コ:負(マイナス) サ:帯電列 シ:湿度 ス:アース(接地) セ:イオナイザー ソ:タレス →『Top』、『学習編 第一回〜ふたつの電気』 |