古生代
〜大森林の誕生〜
 最初は水辺だけでしか生息していなかった陸上の植物も約4億年前には大森林をつくるほどになりま した。
 それほどまでに植物が生長した理由は、その頃の地球は二酸化炭素の濃度が高く、気温も高かったからです。

森(イメージ)
森(イメージ)

〜昆虫の誕生〜
 森林が広がるとともに昆虫が急速に勢力を拡大していきました。
 昆虫は外骨格をもっていて、乾燥に強かったと考えられています。
 まだこのころの昆虫の体長は約 3mmしかない、トビムシの仲間だったと考えられています。

リニエラ
リニエラ
出典 古世界の住人
※ リニエラは昆虫ではありませんが、このころの昆虫に近いといわれています。

〜巨大な昆虫〜
 約3億年前、とても巨大な昆虫がたくさん現れました。
 巨大な昆虫がたくさん現れたのは、 それだけ大きな体にいきわたらせる十分な酸素があったからだと考えられています。
 これらはこの時代に進化した生物です。

メガネウラ
〜Meganeura〜

メガネウラ
出典 古世界の住人
プロトファスマ
〜Protophasma〜

プロトファスマ
出典 古世界の住人
 メガネウラの体長は60から70cmもあり、昆虫の中で最も大きいトンボの仲間です。羽1枚の長さが30cmもありました。
 飛び方は現在のトンボよりも原始的で、羽を羽ばたかせながら空中に静止するとができませんでした。

 プロトファスマの体長は12cmで、ゴキブリやナナフシなどの祖先といわれています。
 昆虫の中で最も大きいトンボの仲間です。
 ただ単に大きなゴキブリのようですが、現代のゴキブリと違って頭が小さく、体が細長 いです。肉食だったと考えられています。


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