富士山登山記 〜八合目〜

2008年10月12日(日)

08:37 八合目到着

須走口八合目 標高3350m



ヘブンの境地に達した。

もはや二人の頭からは「休憩」という二文字が消えていた。

何かに憑りつかれたようにひたすら歩いて行く。

気づいてみればこんな高さまで。



高所&恐怖症の人には腰が抜けてしまいそうなロケーションである。

そして八合目を出発してから約10分後。

08:50 本八合目到着

須走口本八合目 標高3400m



速い速い。驚異のスピードである。

クロスカントリーをやっているのではと錯覚するほどの速さであるが、これは仮にも登山なのだ。

本八合目からは吉田口登山道、川口湖口登山道と合流し、登山客が多く見られるようになってきて、勾配はさらに急になる。

ここからは胸突八丁といわれる急な坂を登ることになり、山頂は目前に迫っているが登れど登れど辿り着かないという、正念場である。



正念場を歩き数十分、まやしても休憩所を発見。

09:12 八合五寸到着

須走口八合五寸 標高3500m



「御来光館」といった山荘が。

そしてこれが御来光館からの眺め。



山荘の名前もうなずけるだろう。

ここまで来るうちに素晴らしい景色にはたくさん出会ってきたが、ここからのは風景は群を抜いて素晴らしい。

僕たちはその感動を友人に伝えるため少々休憩し、連絡をとった。

朝早くから起きてる者は少なかったが、連絡がとれた人は一緒に感動を味わってくれた人もいた。

部活の友人には「部活をサボって富士登山だなんて…」

と思われてるかもしれないが、それならばこう言い返したい。

「富士登山サボって部活だなんて…」

間違いなく富士登山の方が1002倍辛い。いや、1003倍かも。

ちなみに休憩中に見た景色。

疲れ切った少年。



25°はあるだろうか、急傾斜。



どこかの競技場。



こんな高いところに鳩?が。



さっきとは違うアングルから。見下ろした風景。



まだまだ闘えそうな青年。



と、今にもダウンしそうな少年。そして…



パンパンに膨らんだかっぱえびせん。



さぁ、そろそろ出発だ!!

真上に見えるがなかなか近づかない頂上を目指し、一歩、また一歩と前進。



ここら辺まで来るとたくさんの登山客と出会い、話をできるため幾分楽しい。

外人の登山客も多く、中にはスペイン語を話す人々もいて、言葉の壁を乗り越えて「頑張りましょう」的なことも言ってみる。

そしてついに…



氷発見!!

ペットボトルを飲みきってしまった僕たちにとっては、この氷こそが貴重な水分である。折ってきれいにいただかせてもらった。

水分補給し、やはり歩く。

すると目の前には九合目が見えてきたではないか!とうとうリーチだ…

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