Xデーを読み解く

いよいよこのサイトの本題に入りました。ここでは多角的な視野から富士山の異変を捉え、噴火のXデーを予想していきましょう。

【300年の沈黙】
噴火予測の際の決め手の一つとなるのが、地下のマグマの生産量です。富士山は1000年あたりに一立方キロメートルの噴出量を誇ります。これは、日本でも有名な火山雲仙普賢岳の1000年あたり1立方キロメートルと比べると、いかに富士山がマグマの噴出度が高い火山であるかが分かります。 
ここで富士山の噴出率のデータから、今後の予測を立ててみましょう。
富士山は1707年以来、300年間もマグマを噴出せずに来ています。この300年間も地下で先ほどの噴出率(1000年あたり1立方キロメートル)でマグマを生産し続けたとすると、300年間で0.3立方キロメートルのマグマを蓄積したことになります。
0.3立方キロメートルというと、雲仙普賢岳で1991年から四年半かけて出したマグマの量の3倍になり、これがひとたび一気に噴火すれば、宝永噴火のような大噴火になります。また、少量で噴火すれば、小規模の噴火が断続的に起こることになります。

よって、マグマの噴出率から判断すると、Xデーは近くまで迫っていると考えられます。

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