Tetanus 2

破傷風



予防
傷口から体内に侵入するので、誰もが感染する可能性があるため衛星管理をきちんとする。

●予防接種(破傷風トキソイドワクチン)
破傷風では、予防接種が一番有効な予防方法です。
日本では、定期接種が実施されています。

T期の初回接種では、三種混合ワクチン(DPT:ジフテリア・百日咳・破傷風)を3回接種します。
さらにT期の追加接種では、もう1回接種します。
長期の免疫をつけるためには、U期の接種として二種混合ワクチン(DT:ジフテリア・破傷風)を1回接種します。

ここで、注意点。
・T期の初回接種は、生後3ヶ月〜7歳6ヶ月になるまでの間に、3〜8週の間隔をあけて3回しましょう。
・T期の追加接種は、7歳6ヶ月になるまでの間に、初回接種の後6ヶ月以上の間隔をあけて1回しましょう。
・U期の接種は、11〜12歳の間に1回しましょう。
・前回の接種が10年以上前になる人は、追加接種をしたほうがいいかもしれません。

発展途上国などの不衛生な国の医療施設での医療行為で感染することもあります。
事前に安心な医療機関を知っておくことも大事です。

また、破傷風菌は、空気に触れない状態を好む菌であることを覚えていてください。
傷口がふさがると増殖するので、不用意に傷を閉じたりすることは避けましょう。

治療法
現在、予防用に復活化ワクチンが存在する。
体内の毒素に対しては、抗生物質は効かず、毒素の中和には破傷風免疫グロブリンを用いる。