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現状

☆問題点

宇宙ゴミによるケーブルの損傷

今から過去40年間の間に、数千個の人工衛星が打ち上げられて静止軌道に投入されている。
その衛星や燃料タンクは、使い終わると宇宙空間に放置されて宇宙ゴミとなる。
今静止軌道上にある宇宙ゴミの数は、11万個にものぼると言われている。

これほどの宇宙ゴミがあれば、宇宙エレベータに衝突することもあるだろう。
対策をたてなければ、1年に1度の割合で大きな損傷をうけると予想されている。

宇宙ゴミの衝突から完全に逃れることは不可能だが、対策のひとつは、宇宙エレベータを発射する場所を宇宙ゴミの密集地域と離れた所にすることだ。
これは意外と難しいことではない。
ロケットは同じ軌道に打ち上げられることが多いから、宇宙ゴミもその軌道上に存在する。
中でも宇宙ゴミが集中しているのは、赤道上空の静止軌道上である。
だから、宇宙エレベータを赤道より少し離れたところから上げれば宇宙エレベータが宇宙ゴミと衝突する確率が低くなる。
また、宇宙ゴミを一掃するという対策方法もある。
宇宙エレベータの完成によって宇宙に行くコストが下がれば、浮いた分の費用で宇宙ゴミを捕獲するための衛星を打ち上げて、宇宙ゴミを回収するということも可能になるかもしれない。

地球の周りにある宇宙ゴミ
(NASAより)


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静止軌道
地上から約3万6000キロメートル地点を飛んでいる静止衛星の軌道

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