貴族の遊び

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蹴鞠(けまり)

現在で言うサッカーの「リフティング」を二人でやるようなものです。 ルールは、鞠をを落とさずに何回蹴れるかをいうものです。 「リフィティング」との違いは、
・必ず3回以上蹴ってから相手に渡す。 ・周りにある木の一番低い枝よりも高く蹴る。 ということです。 正式な競技場もあり、二人一組の4組で、どの組が一番続くか競っていました。 ちなみに、3回以上蹴るのは、1回目は相手から貰い受ける蹴り、 2回目は自分が楽しむ蹴り、3回目は相手に渡す蹴りです。


打毬(だきゅう)

騎馬の打毬と徒歩の打毬があり、騎馬のほうは現在のポロ、徒歩のほうは現在のホッケーのような球技です。 ルールは2チーム各4,5人で、自分のチームの色の毬を、「毬杖(さで)」という網付の竿で、 「毬門(きゅうもん)」というゴールに投げ入れるというものです。 規定の数を先に入れ終わったチームの勝ちです。



小弓(こゆみ)

現在でもある射的遊びのようなものです。室内で遊ばれ、大人から子供まで遊ばれていたようです。 ルールは小さな弓矢でぶら下げた的を射るというものです。 ちなみに、子供用の弓矢は「雀小弓」といいます。



州浜(すはま)づくり

現在の砂遊びに近いものです。別に子供がやっていたのではありません。 州浜とは台や盆に砂や石で砂浜を描いたものです。この遊びが後に出てくる 枯山水につながったとされています。



狩り

俗に言う狩りです。自らが矢などで狩るものもありましたが、自分の飼っている鷹などに狩らせる「小鷹狩り」というのもありました。



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