議論と国際的な取り決め

アシロマ会議


アシロマ会議は1975年にアメリカで遺伝子組換え技術のガイドラインに関する議論が行われた会議のこと。遺伝子組換え技術に関して初めての国際会議であり、多くの研究者が集まり、安全性についての議論が行われました。
これを受けて、アメリカ政府が遺伝子組換えの実験のガイドラインを制定するなどしました。

カルタヘナ議定書

カルタヘナ議定書(生物の多様性に関する条約のバイオセーフティに関するカルタヘナ議定書)は、2000年1月の生物多様性条約特別締約国会議再開会合で採択され、2003年6月に締結されました。

この議定書は、遺伝⼦組換え⽣物の国境を越える移動に焦点を当て、⽣物多様性の保全及び持続可能な利⽤に悪影響を及ぼさないよう、安全な移送、取扱い及び利⽤について、⼗分な保護を確保するための措置を規定したものです。
農林水産省ホームページ『カルタヘナ法とは』(http://www.maff.go.jp/j/syouan/nouan/carta/about/)より引用


カルタヘナ法と内容が似ています。それもそのはず、前述の通り、カルタヘナ法はカルタヘナ議定書が採択され、それを日本国内においても適用させるために作られた法律です。
カルタヘナ議定書は日本や中国、韓国を含む170カ国およびEUが締約しています。一方で、アメリカやカナダ、オーストラリアといった国々は締約していません
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