自動運転のメリット

公共交通機関への自動運転の導入により、運転手不足による運行本数の削減を防ぐことができます。また、安全性の向上を図ることができます。

自動運転の実現性

バスの自動化システムを実用化するためには、安全を確保するための新路線の導入、自動化するための新たなルールを整備する、若しくは規制の緩和といった環境の整備が必要になります。このように、公共交通機関への自動運転の導入には現時点では膨大な費用と時間が必要で、現在は、車間距離を保持して追走する機能などといった、運転手の負担を軽減する補助機能のみ実装されています。

慶應義塾湘南藤沢キャンパスにおける自動運転実験

現在、自動運転は実用化されておらず、まだ実験段階です。 実験の一環として、2018年6月1日から10日間、私たちが通う慶應義塾湘南藤沢キャンパス内で、日野自動車社製のバス「ポンチョ」をベースとした実験車両を用い、自動運転技術の実証実験が行われました。この実証実験では、500mに及ぶ及ぶ走行ルートをキャンパス敷地内に設定し、そのルート上で自動運転バスが運行され、バス停での停車・乗降も行われました。また、実験時に走行した自動運転バスは、ドライバーが運転席に座っており、万が一非常事態が起きても対応できるようにされている「レベル3」の技術レベルが用いられたそうです。