基地建設



ここが問題!

地球に基地を作るとしたら?


宇宙旅行で欠かせないのは、基地です。

基地を立てるための必要条件は、主に3つあります。

①近くに建物が無いこと。

②広大な土地であること。

③費用が出来るだけかからないこと。

①、②は騒音問題、墜落事故の観点から、絶対守らなければならない条件です。

③は、現在、小惑星探査機「はやぶさ2」が再使用される可能性があることもあり、
近年コスト削減が注目されています。

①、②を満たす土地ならありそうですが、③を加えると難しいです。

なぜなら、例えば1回のロケットの打ち上げだけでもロケット、ロケットの発射台、輸送費・・・
などがかさみ、約100億円かかってしまうのです。宇宙旅行となると、もっとかかるでしょう。

宇宙旅行をしたい!でも費用がかかる・・・。そんな中で僕たちが考えたのは・・・

宇宙エレベーターです!

背景メイン画像

宇宙エレベーターは、宇宙版のエレベーターのことで、
赤道上の陸や海上と宇宙空間にある人工衛星を結ぶ、エレベーターです。

エレベーターなので、ロケット打ち上げと比べて
①広大な土地を確保する必要がありません。
②騒音問題もありません。
また、宇宙旅行の出発場所を、エレベーターの到着場所の人工衛星とすれば、地球の重力の影響をあまり受けず、
燃料消費が少ないので、
③だいぶコストも抑えられそうです。

しかし、ここでまた一つ問題が発生しました。

人工衛星を宇宙空間のどこに配置するかです。

人工衛星ですが、静止してはいけません。

地球は自転しているため、地上と衛星の距離が変わってしまうのです。

国際宇宙ステーション(ISS)は、約400kmの上空を、27000km/hの速さで、地球を90分で1周します。

そこで、エレベーターの発着地点である人工衛星を約36000kmの上空を27000km/hの速さで地球を1周させます。
すると、地球を1日かけて1周するので、地上から衛星を見ると、止まって見えます。

また、地上と衛星を結ぶロープの材料は、「カーボンナノチューブ」が良いです。
カーボンナノチューブは、軽量で丈夫だからです。

最後に、衛星がロープの重力で落ちてこないよう、地球と反対側にもロープを通し、
衛星の周回で発生する遠心力をさらに強くして、落ちてこないようにします。

宇宙エレベーターで高さ36000kmまで上がり、そこから先は宇宙船で旅をするプランを
提供すれば、行ける天体の選択肢が広がり、多くの人が宇宙旅行を楽しめます。

これでこの問題は解決です。

【宇宙ちょこっとメモ】

宇宙への入り口は意外と近い。宇宙は国際航空連盟が定めた高さ100kmからである。

これで解決!

宇宙エレベーターを建設する!

BACK:体験レポート

NEXT:目的地