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仏教

日本人ならばなじみの深い宗教でしょう。 仏教にも、男女差別的な考え方が存在しています。

女は梵天・帝釈天・転輪聖王・魔王・仏になることが出来ない(成仏できない)とする五障や、 女は夫・父・息子に従わなくてはならないという三従、そして女人禁制などがその代表例でしょう。

縁の下の力持ち

法華経では女性は成仏できるとされていますが、それには、男子になる必要があるとされています(変成男子説)。
女人禁制を否定した人物はいましたが、変成男子説については、法然も道元も触れませんでした。
しかし、日蓮は変成男子説を説かず、女性信者に積極的に法華経を勧めたといいます。
また、女人が入ることを禁じていた山や寺ですが、自立して生活が出来ない僧の母や姉妹が寺院内で暮らすことを認めていたようです。
個人主義、能力主義をとる禅宗では五障三従などは見られなかったといいます。
すべての宗派が女性を差別していたわけではないようです。
しかし、明代の中国で述作された血盆経では、 女性は生理や出産の血で地神を汚しその衣類を洗った川の水で茶を入れて神に供養するため「血の池地獄」に落ちるとされました。
仏教では教えの中にこのような差別的な考えがあることがわかると思います。


まとめ

・五障や変成男子説、三従、女人禁制など、差別的な教えがあります。
・しかし、女人が入るとこを禁じていた山や寺だが、自立して生活できない僧の母や、姉妹が寺院内で暮らすことは認めていました。

感想

・他にも、禅宗では五障や三従が見られなかったなど、全ての宗派が女性を差別いていたわけではなさそうです。


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