日本の教育
日本の教育には男女格差は存在するの?
日本の教育の男女格差を知るためにはジェンダーギャップ指数をみていく必要があります。
日本の教育に関するジェンダーギャップ指数は2018年の発表では0.994でした。
ほぼ1に近いことから、初等教育や中等教育における男女格差はないと評価されています。
しかし、女性の生涯賃金や経済的な自立に影響する高等教育の就学率は2017年の結果より順位が下がっています。
経済分野では0.595、政治分野では0.081の指数を示すこともあり、
義務教育におけるジェンダーギャップ指数から格差は見られないものの、
社会での格差が生じていることがわかります。
日本の高等教育における男女格差
2018年時点の日本の高等教育における男女格差についてみていきましょう。
高等教育にあたる大学の前に、その前提の段階の後期中等教育(高校)の就学率は男性が96.3%、女性が96.9%と女性がやや上回っている状況です。
グラフはチームメンバーが作成。
しかし大学進学率となると男性が55.6%、女性が48.2%と7%以上も差が出ます。
女性は全体の8.9%が短期大学へ進学していることもあり、大学進学率とあわせると57.1%となります。
また、専修学校への進学率は男性が18.9%、女性が25.8%であり、こちらも女性が高いことがわかります。
一方で大学(学部)卒業後、大学院へ進学する割合は女性が5.9%、男性が14.7%となっていることから、
専攻分野によって男女の偏りがあるという結果が出ています。
・義務教育におけるジェンダーギャップ指数から格差は見られないが、社会での格差は生じています。
進学率は専攻分野によって男女の偏りがあります。
・義務教育の間は格差はないが、大学進学になると格差が出てきていて驚きました。