蚊という生き物

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黄熱病

 黄熱とは主に中南米やアフリカで流行している蚊感染症です。人から人への感染はありません。日本国内で発症することはありません。一年間で約20万人がアフリカ、アメリカ地域で感染しています。    
 
    黄熱は3~6日の潜伏期間の後、発症します。黄熱は日本脳炎と同じフラビウイスル属のウイルスで主にネッタイシマカが媒介します。一度黄熱にかかると二度とかかることはありません。(終生免疫)
 また、全員が発症するわけではなく無症状の人もいます。野口英雄が黄熱の研究をしているときに黄熱になって死んだことが有名です     
 

  
  主な症状は軽い症状の軽症黄熱と重い症状の重症黄熱によって分けられます。 
  軽症黄熱の場合は、  
 突然の発熱  突然の頭痛
 悪心(おしん) 嘔吐
 タンパク尿 結膜充血 

重症黄熱の場合は、

 発熱  頭痛
めまい   高熱
 黄疸  鼻出血
歯肉出血   下出血



 特別な治療はなく、症状を軽減するための対症療法(症状を和らげる治療)が行われます。流行地に行く前に黄熱病ワクチンを接種することで予防することができます。防虫剤や長袖の服を着るなどして蚊に刺されないようにするとよいでしょう。