知ってる?衣服ロス〜守ろう私たちの惑星〜
 

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環境への影響


そういえばさっきなんで川の水が濁っていたんだろう…?



たしかに。




あれ?雨が降ってきたね。



すぐ止むかな?…って、うわぁ〜いきなりめっちゃ降ってきたー!


どこか屋根があるところに避難しなきゃ!!


ところで皆さんは、「ファッション業界で環境への影響が問題となっている」と聞くと、どんなことを思い浮かべますか?

私たちの学校の生徒(芝浦工業大学柏中学校2年〜高校3年生158名)にアンケートを行った結果
『皆さんは、「ファッション業界で環境への影響が問題となっている」と聞くと、どんなことを思い浮かべますか?(些細な事でも構いません)』という問いに対し、

・地球温暖化(中学3年生)
・ファストファッションの問題。安くたくさん買ってどんどん捨てるのが問題だと思う。(高校2年生)
・化学繊維の大量消費(高校1年生)
・売れ残った衣服を焼却したりすることによって、環境に悪影響になる(高校3年生)
・流行が過ぎた服を着なくなる。(中学3年生)
・トレンドの入れ替わりが早すぎて、使い捨て状態になっている?(高校1年生)
・生地の大量のゴミ(中学2年生)
・廃棄の服を埋める、燃やすが環境問題を引き起こしていること(高校3年生)
・服を作るのに大量の水が必要(高校2年生)

などという回答が集まりました。 これらの回答は今から説明する環境問題の的を射ています。しかし、このような回答をしてくれた人の中にも『「衣服ロス」が今、深刻な問題であることを知っていますか?』という問いに対し、「いいえ」と答えた人が多かったです。
また、アンケートの結果は詳しくほかのページに記載されています。→衣服ロスへの関心アンケート

衣服ロスが進行した原因として、ファストファッションが挙げられます。 ファストファッションとは、高価で長持ちする服ではなく、流行を重視し、大量生産した安価で短期的な利用を見込まれた服を売買するファッション業界の形のことです。
流行が目まぐるしく変わるこの時代のニーズに合っており、ファストファッションを取り入れたブランドは特に若者の中で人気となっています。
しかし、このファストファッションによって、主に化学繊維で作られた服は大量生産され、同時に大量廃棄されるようになってしまいました。

ちなみに、ファストファッションと反対の意味を指すスローファッションがあります。
スローファッションとは、上質な服を大切に長く使うファッションの形のことで、地球環境や労働環境に配慮したファッションに使われる言葉です。

次のページからは、服の生産、売買の過程から、利用者のもとに届いた後までに起こっている問題の中で、現在特に注目されている、地球温暖化と水資源について詳しく説明します。
ただし、比較的大きい問題である大量の廃棄物についての説明は地球温暖化の問題を説明する中で紹介しています。