ヨーロッパの格差
世界一の経済大国であるアメリカは貧富の差が大きく、貧困に苦しむ人がいるといわれてもあまり実感がわかないかもしれません。
アメリカの億万長者といえばたくさん名前が挙がると思います。
では、アメリカの格差はどのようなものなのかを説明していきます。
アメリカの経済
アメリカは経済大国であることが知られています。
2017年のアメリカのGNIは世界1位です。
では、一人当たりのGNIも世界1位なのでしょうか。
実はそうではありません。2017年のアメリカの一人当たりのGNIは世界7位となっています。(順位はWorld Bankより)
このことからアメリカではみんながお金持ちであるとはいえないと考えられるのではないでしょうか。
アメリカの貧困
アメリカの貧困の種類は日本と同じ「相対的貧困」です。
アメリカにはたくさんの億万長者がいます。
2016年にアメリカの経済誌フォーブスによって発表された大富豪のトップ10のうち8人がアメリカ人なのです。
しかし、その一方で、人口のおよそ13.5%もの人が貧困層にあたります。
また、2016年に行われたアメリカ大統領選挙でドナルド・トランプ氏が選ばれたのには格差問題が関係しているという見方もあります。
選挙戦のカギを握ったと言われるラストベルト(Rust Belt)と呼ばれる地域には中低所得者層の白人が多く住んでいます。
そこへ選挙戦終盤にトランプ氏は頻繁に足を運び、貧しい人たちの生活をよくすると言っていたのです。
そして、貧しい人たちの票を得たトランプ氏がこの選挙戦に勝利したといわれています。
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