国際協力NGOワールド・ビジョン・ジャパンでは、学校の創設など、子どもたちが安心して学べる環境づくりをし、難民の子どもたちのための学校運営や教師養成、女性教育などの啓発活動を行っている。また、格差問題や貧困問題に向き合い、子どもたちが未来に希望を持つことができるように、募金活動を始め、様々な支援を行っている。 国連では南米の経済促進を目的とした取り組みとして、貧困層や女性への配慮を求め、犯罪対策や社会復帰関連の行動を促進をするプログラムを支援してきた。 日本では自国の防災などの復興支援の経験を活かした取り組みが行われている。また、無償で小学校を建築したり、青年海外協力隊を投入して教員の指導能力の向上を目指したりしている。
国連では南米の経済促進を目的とした取り組みとして、貧困層や女性への配慮を求め、犯罪対策や社会復帰関連の行動を促進をするプログラムを支援してきた。
日本では自国の防災などの復興支援の経験を活かした取り組みが行われている。また、無償で小学校を建築したり、青年海外協力隊を投入して教員の指導能力の向上を目指したりしている。
また、国連はSDGs目標4を「質の高い教育をみんなに」と定めている。
これは以下のような小さい目標、及びそのための行動指針から成っている。
「4-1 2030年までに、男の子も女の子も、すべての子どもが、しっかり学ぶことのできる、公平で質の高い教育を無料で受け、小学校と中学校を卒業できるようにする。
4-2 2030年までに、すべての子どもが、幼稚園や保育園にかよったりして、小学校にあがるための準備ができるようにする。
4-3 2030年までに、すべての人が、男女の区別なく、無理なく払える費用で、技術や職業に関する教育や、大学をふくめた高等教育を受けられるようにする。
4-4 2030年までに、はたらきがいのある人間らしい仕事についたり、新しく会社をおこしたりできるように、仕事に関係する技術や能力をそなえた若者やおとなをたくさん増やす。
4-5 2030年までに、教育のなかでの男女の差別をなくす。障がいがあったり、先住民族だったり、特にきびしいくらしを強いられている子どもでも、あらゆる段階の教育や、職業訓練を受けることができるようにする。
4-6 2030年までに、すべての若者や大半のおとなが、男女ともに、読み書きや計算ができるようにする。
4-7 2030年までに、教育を受けるすべての人が、持続可能な社会をつくっていくために必要な知識や技術を身につけられるようにする。そのために、たとえば、持続可能な社会をつくるための教育や、持続可能な生活のしかた、人権や男女の平等、平和や暴力を使わないこと、世界市民としての意識、さまざまな文化があることなどを理解できる教育をすすめる。
4-a 子どものこと、障がいや男女の差などをよく考えて、学校の施設を作ったり、なおしたりし、すべての人に、安全で、暴力のない、だれも取り残されないような学習のための環境をとどける。
4-b 2020年までに、開発途上国、特に最も開発が遅れている国、島国やアフリカの国などの人が、先進国や他の国で、職業訓練、情報通信技術、科学技術のプログラムなどの高等教育を受けるための奨学金の数を世界的にたくさん増やす。
4-c 2030年までに、開発途上国、特に開発が遅れている国や島国で、学校の先生の研修のための国際協力などを通じて、知識や経験のある先生の数をたくさん増やす。」
(EduTownSDGs)
将来を担う若者の人材育成を行うために政府経済界のリーダーだけでなく若者をフォーラムに集め、教育などの危機に対して解決策を提示するなど、発展途上国に対し教育の支援を行っている。
2004年から始まった「みんなの学校」というプロジェクトを支援しており、教員と保護者、地域住民の協力を得て教育の改善が行われている。住民集会により学校運営委員会を設置し、これらの人々が現状を元に解決策を議論し、教育改善活動につなげていく。この取り組みはアフリカ全体に広がっている。
「JICA(独立行政法人国際協力機構)が派遣する青年海外協力隊/シニア海外協力隊は、開発途上国で現地の人々と共に生活し、同じ目線で途上国の課題解決に貢献する活動を行っている。帰国後は、日本をはじめ様々な国や分野で、経験を生かした貢献が期待されている。」 (JICA)