そもそも差別って

差別とは

「差別」という言葉を検索してみると

・あるものと別のあるものとの間に認められる違い。また、それに従って区別すること。
・取り扱いに差をつけること。特に、他よりも不当に低く取り扱うこと。
(引用;デジタル大辞泉より)

と出てきます。 そこで本ページでは「差別」を
特定の個人や集団に対して正当な理由もなく生活全般にかかわる不利益を強制する行為として扱います。

そして人種差別とは
人種の相違を理由とする政治、経済、社会的差別のことを言います。差別する側の政治経済的優位性を維持したいとうよくぼうと社会的、歴史的な人種偏見により引き起こされる差別です。
(引用:ブリタニカ国際大百科辞典より)

ここでは

黒人差別、アジアンヘイト

を中心に人種差別について扱っていきます。

2失業率の差

近年、新型コロナウイルスが大流行し100年に一度のパンデミックといわれています。新型コロナウイルスは世界中に様々な問題を引き起こしました
雇用の人種間で差ができてしまったのもその一つです。
何十年にもわたり黒人の失業率は白人の2倍を超えていましたがパンデミック発生前の2019年には、好景気を受けてその差は最も縮まっていました。
しかし、新型コロナウイルスによる景気後退は黒人労働者に大打撃を与えパンデミック発生直後には記録的な数の黒人が失業しました。
失業率の高さ
このような差別もおきています。

日本には2019年末の時点で在留外国人の人数は293万3137人といわれています。その中から少なからず差別を受けたと言う人はいるはずです。 それなのに日本人は差別に対して運動も起こさず差別に対しての意識も海外に比べ圧倒的に少ないと言われています。
そこで実際に「差別」は意識されているのか。本校(芝浦工業大学柏中学高等学校)でアンケートを取ってみました(詳しくはアンケートのページをご覧ください。)

あなたは差別に対して興味、関心はありますか?と質問して帰ってきた回答

詳しくはアンケートページへ

3差別への日本人の意識

日本には2019年末の時点で在留外国人の人数は293万3137人といわれています。その中から少なからず差別を受けたと言う人はいるはずです。
それなのに日本人は差別に対して運動も起こさず差別に対しての意識も海外に比べ圧倒的に少ないと言われています。
次に僕たちは「人種差別に関する取り組みをどれくらいしっていますか?」と聞くと

このような意見が出ました。しかし一番多かったのは「知らない」という意見でした。 やはり日本ではあまり「人種差別」について考える機会は少ないのではないでしょうか。意識することが少ないということは「差別」が少ないと捉えることもできます。
しかし少ないだけであって0件という訳ではありません。つまり日本人が差別を受けているかもしれないと同時に、加害者となってしまっているかもしれません。
このようなことを踏まえて考えるべきこともあるのではないでしょうか。