考察
コロナ禍により、おうち時間に食事を摂る人々が増えたことで、冷凍食品が再注目されるようになりました。 気軽においしく、それでも決して手抜き料理ではない、そんな冷凍食品は、今の私たちの生活にとって非常に身近なものになったのではないでしょうか?
日本の冷凍食品業界の幕開けから100年が経った今日、飛躍的に向上した冷凍技術は多様な分野で用いられています。 特に急速冷凍はハイテクそのものです。 また、冷凍食品も技術の向上とともに進化してきました。 昔よりもさらにおいしく、便利な仕様になっています。
この先の未来で温暖化が進み食糧不足が起きた場合、冷凍での備蓄を考える時代が来るかもしれません。 冷凍備蓄に必要なエネルギーを低コスト化する場合、自然から得られる場所を考慮していくことになると思います。 例えば、太陽光を利用するならば天候と日当たりのよい平地を、洋上風力を利用するならば海岸の近くを、除雪された雪の再利用をするならば豪雪地域など、適した環境で冷凍倉庫を設置し、備蓄していく事を考えていく必要がありそうです。
冷凍食品・技術は今でも進化を続けています。 消費者のニーズに応えようとするメーカーの熱意は、決して冷めることはありません。 これからも冷凍食品は、1つの調理の仕方として定着していくのではないでしょうか?
「全国中学高校Webコンテスト」参加作品という形ではありますが、高校生ならではの視点で冷凍食品業界の最前線を徹底的に解明しました。 より多くの人々に、冷凍食品や冷凍技術の魅力を知ってもらえれば幸いです。
制作者一同