マグロとは → 水族館

水族館

泳いでいるマグロを実際に見たことはありますか?
図鑑の写真やテレビ、店先のマグロ解体ショーなどで見たことがあっても、実際に泳いでいるマグロを見たことがある人は、意外と少ないのではないでしょうか。
実は、日本国内の水族館でもマグロが飼育されており、見ることが出来るので紹介したいと思います。



マグロを見られる水族館

全国各地にある150ヶ所以上ある水族館の中で、マグロが展示されているのは4つだけです。
東京都江戸川区にある「葛西臨海水族園」、鹿児島県鹿児島市にある「いおワールドかごしま水族館」、沖縄県国頭郡本部町にある「沖縄美ら海水族館」、福島県いわき市にある「アクアマリンふくしま」です。
このうち、「葛西臨海水族園」「いおワールドかごしま水族館」「沖縄美ら海水族館」ではクロマグロ、「アクアマリンふくしま」ではキハダが展示されています。

私たちは、葛西臨海水族館に行ってきました(2022年10月30日)。
そこで、葛西臨海水族園のクロマグロの群泳について紹介したいと思います。



葛西臨海水族園

この水族園は東京湾岸地区整備事業の一環として上野動物園開園100周年を記念して計画され、「海と人間との交流の場」となることを目指し、1989年にオープンしました。
世界ではじめて外洋性の魚の群泳を実現したクロマグロの大水槽や、100羽を超えるペンギン、世界各地から集められた多種多様な生き物、「東京の海」の魚たちを展示しています。さらに屋外に、池沼、渓流、そして川の様子を再現した「水辺の自然」が広がっており、さまざまな環境に生息する生き物たちと出会うことができる場所になっています。

また、ここでは1999年に世界ではじめて水槽内でのクロマグロの産卵に成功しており、2008年、2009年にも産卵が確認されています。


 
ドーナツ型の水槽   群泳するマグロ


葛西臨海水族園のマグロの群泳は迫力があり、何匹か怪我をしている個体はいたものの、ほとんどのマグロが活発に水槽内を同じルートで泳いでいました。また、稀に猛スピードで泳いでいる個体もいました。
水槽は大きく、ドーナツ型になっており、仕切りを挟んでマグロ以外の魚の展示も見ることができました。
ぜひ、足を運んで見てみてください。



マグロを展示する水族館

このページを読んでマグロを見に行きたくなった人は、以下の水族館のHPをチェックしてみてください!
(魚の体調や飼育状況により、展示される魚が変わることもあるようです。)

葛西臨海水族園:https://www.tokyo-zoo.net/zoo/kasai/
いおワールドかごしま水族館:https://ioworld.jp/
沖縄美ら海水族館:https://churaumi.okinawa/
アクアマリンふくしま:https://www.aquamarine.or.jp/


マグロクイズ (2)


「マグロの日」は?(答えを選んでクリックしてみよう)

5月25日 不正解!

この日は、はごろもフーズ株式会社によって制定された「シーチキンの日」です。
一般社団法人日本記念日協会によって登録されています。目的は、シーチキンを広く知ってもらうことです。創業日(1931/5/25)に由来しています。
10月10日 正解!

「日本かつお・まぐろ漁業協同組合連合会」によって制定された「マグロの日」です。
奈良時代の歌人、山部赤人が10月10日に、万葉集に収められている「マグロ漁を称えた歌」を詠んだことに由来しています。
毎月16日 不正解!

この日は、「かっぱ寿司」を運営するカッパ・クリエイト株式会社によって制定された「トロの日」です。
目的は、店舗ならびに業界を活気づけることです。日付は16を「トロ」と読む語呂合わせに由来しています。

参考資料

びっくり! マグロ大百科
  出版社:講談社
  著:葛西臨海水族園 クロマグロ飼育チーム





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