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まとめ

「マグロの学校」を、楽しんで頂けましたか?

マグロは、昔からたくさんの人に愛されている魚である一方で、資源量が減少し対策が練られているという現状です。

みなさんは、天然資源が絶滅の危機に直面しているという状況にあって、個体数を減らさずに天然資源を保護するためには、どのような方法があると思いますか。
その天然資源を捕らない・食べないといった方法を直ぐに思いつくのではないでしょうか。しかし、それでは私たちは、マグロやウナギなどを食べることが出来なくなってしまいます。それによって、先人たちが築き、今も私たちを楽しませている食の文化が廃れていってしまいます。

私たちは、全く獲らない・食べないといった方法で天然資源である生物の個体数を守るのではなく、食べながら同時に守っていく方法をすすめていくべきだと考えています。マグロをめぐる様々な取り組みを知ることで、食文化の維持と天然資源の保護の両立は、養殖などの技術の開発や向上、そして、国際漁業管理機関による管理に基づいたルールを守ることで実現できると考えるようになりました。

消費者である私たちにはどのようなことができるのでしょうか。例えば、「海のエコラベル」のついた天然資源の保護に配慮した漁法で漁獲された商品を購入することは、天然資源の保護につながります。
私たちは、絶滅の危機的状況にある天然資源の現状に一人ひとりが関心を持ち、多くの人と危機感を共有していくことが重要と考えています。

国連で採択されたSDGsの14番の目標でも「海の豊かさを守ろう」とあり、国際的に天然資源を守ることは重要視されています。「サステナブルな社会」とは、地球の環境、資源を守り、未来までずっと平和で豊かな生活をし続けていける社会のことです。

地球全体で天然資源を適切に保護していく活動が広がることで、限りある海洋資源をサステナブル(持続可能)なものにし、将来に残していくことにつながっていくでしょう。






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