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お金の教育

高校家庭科でお金の授業が始まりました!

2022年4月から高校家庭科でお金の授業が開始

文部科学省は、高校生の学習指導要領に「資産形成」という分野を組み込みました。
※資産形成とは、株式投資などによって自分の資産を形成することです。

これまでは、「無駄づかいしない」など消費者目線のものでしたが、それに加えて「資産形成」という投資家目線のものも重要視されるようになったのです。

資産形成と聞くと「難しそう……」と感じる人もいると思いますが、大人になってから勉強しようとすると現実に追いつけなくなってしまうので、今のうちに理解しましょう。そして、資産形成はそこまで難しくなく意外と簡単です。資産形成については、学習コンテンツの部分で詳しく解説しているので、是非チェックしてみてください!

お金の教育とは

お金の教育(以下金融教育)とは何か。次のような定義があります。

“金融教育は、お金や金融の様々な働きを理解し、それを通じて自分の暮らしや社会について深く考え、自分の生き方や価値観を磨きながら、より豊かな生活やよりよい社会づくりに向けて、主体的に行動できる態度を養う教育である。”
金融広報中央委員会 知るぽると 「金融教育のねらいと基本的性格」より引用

このように定義されています。つまり、個人の行動の大切さに教育の重点を置いているのです。

他国と比べた日本の金融教育

アメリカ

・パーソナルファイナンス(個人のお金の計画や管理)
→教育に関しては週ごとに決まっています。
→リスクとゲイン(利益)を学んでいます。

アメリカには世界を代表するような大企業が多数存在しますが、それらの基礎となる考え方は教育の過程で脳に叩き込まれていたのですね。

イギリス

・2014年より、公立学校では金融教育が必修となってます。
→4つのフレームワークから成り立っています。

  • お金の管理の仕方
  • 批判的な思考のできる消費者になる
  • リスク管理と感情
  • 金融が人々の生活で果たす役割

イギリスは金融教育を消費者目線で捉え、生活と結びつけて教育を行なっていることがわかりますね。

フランス

・銀行口座や投資に関する教育が中心です。
・最近では、ビットコインに関する授業もカリキュラムに含められました。

フランスの金融教育は、ビットコインなどの最新の分野にも触れていて、他国のような堅苦しい教育ではなく未来志向な柔軟なものが展開されているようですね。

ドイツ

・「投資と貯金と退職」「保証とリスク」「銀行口座とお金の基本」「信用と負債」などを学んでいます。
(国家、NPOなどが中心)

ドイツでは、学校教育だけではなく国や家庭、NPOなどが中心となって金融教育を行なっているようです。かなり手厚いですよね。

日本

・日本では、「お金=不浄のもの」「子どもの前でお金の話はしない」といった道徳心が一般的な 時代もあり、金融教育は遅れていました。
・2022年度から高校の家庭科の授業の中で資産形成についての指導が開始されることが決まりました。

日本は遅れているとはいえ、実際に金融教育を開始するという方針がなされました!ただ、日本でも家庭内での金融教育はとても大事になってくると思います。ですから、これからを担う皆さんは当サイトで学んだことを自分の子や孫に伝えられるようになりましょう。そうすることで、日本経済の未来が明るく輝くと思います!!

高校生に必要な金融教育とは

高校生が身につけておくべき知識5つ

それぞれの項目については、学習コンテンツで学んでいきます。今のうちに学習内容を頭に入れておきましょう!

なぜ金融教育が必要なのか

金融教育が必要なわけ【まとめ】

金融教育が必要な理由は、今後も発展・複雑化する社会において、リテラシー(知識)をつけることで公平な経済活動ができるからだと考えています。

もし、何も学ばずに社会へ出たら「保険のこと」も「投資のこと」も「貯金の仕方」も「資産形成のこと」も「お金の使い方」もわからないまま生活することになります。

お金に困らないためにも、早いうちから当サイトなどで基礎を学んでいきましょう!

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