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メリット/デメリット

このページでは、通信制高校についてよく知らない方、不安がある方に向けて、通信制高校に通うことのメリットとデメリットを実体験を交えつつ紹介します。

質問者①:通信制高校への進学を考えている中学3年生 女子

質問者②:現在全日制に通っているが、通信制高校への転学を考えている高校2年生 男子

質問者③:自分の子供が通信制高校に行きたいと考えているが、自身が通信制高校についてよく知らないので不安な親の立場 母

通信制高校に入るメリット

メリットその1:先生との距離が近い

すごく人見知りで、通信制高校の先生と上手く関われるか心配・・・。
私が関わってきた先生は、聞き上手の人が多くて気軽に話せた!

補足:先生も一緒に計画を立ててくれるので、安心して単位を取ることができます。 卒業率:94%(学校によって異なります) 

メリットその2:自分の時間をとれる

通信制高校では、全日制と比べて自由な時間が増えると聞いたけど
だらだらと過ごしてしまうんじゃないかと心配。
最初の頃は、なかなか慣れずに家にいることが多かったけど、周りの
友達や先生の影響で、新しいことを始められるようになりました。
通信制高校にはどのような人がいるの

アルバイトをしている人・ボランティアに参加している人・昔から取り組んでいることに
熱中している人など、時間を有効に使っている人が多いです!

補足:全日制高校の出席日数:週5日
   通信制高校の出席日数:週0~3日

やらないといけないこと(登校、課題など)が減るため、時間と心に余裕ができます。 アルバイト、ボランティアを始める人もいて、新しい刺激に触れられると思います。

・将来やりたいことがはっきりと決まっていて、そこに時間を集中したい人
・将来やりたいことを色々とチャレンジして探したい人(学生生活、社会生活)
・家を空けられない日がある人
・学校に行く時間がない人

などにおすすめです

メリットその3:自分に合ったスタイルで、勉強できる

大学に進学したいけど、通信制高校でも大学は目指せる?
、だらだらと過ごしてしまうんじゃないかと心配。
通信制高校では基本的な部分しか学ばない・・・。でも、その分、自分で集中して
勉強に取り組める時間ができるから、大学や専門学校に進む人はたくさんいるよ!
自分一人で、勉強に取り組めるかな・・・。

僕もすごく不安だったから、サポート校という所にも通っているんだ。

 補足:サポート校とは、通信制高校に通う生徒の勉強・生活面を支える塾のような施設です。
→次の項目でサポート校について詳しく説明!

・受験科目や好きな科目に集中して勉強に取り組みたい人
・大学進学を目指している人

におすすめです

通信制高校に通うデメリット

デメリットその1:勉強する科目・時間を自分で決めなければならない

通信制高校でも、ちゃんと卒業できるかな?
選択制単位で最小単位で卒業できるので、強い思いがないと、だらだら過ごしてしまう人もいま
す。でも、きちんと計画を立てながら勉強すれば、卒業できますよ!

補足:
通信制高校での学習の基本は自学自習です。
毎日学校に登校して授業を受ける代わりに、自分で計画を立てて学習を進めなければなりません。
そのため、自分で計画し、自分で実行する主体的な学習が必要になります。 しかし、学年の始まりには、先生も一緒に計画を立ててくれるところが多いので、安心して単位取得ができます。
通信制高校の卒業率=9割弱(学校によって異なります)

参考:https://www.n-gaku.jp/sch/what-school/merit-demerit/  

デメリットその2:小規模な学校が多く、大きなイベントを起こしにくい

高校生活の醍醐味であるイベント。やっぱり、通信制高校ではできないよね?
学校によって、イベントがある学校もあります。学校を選ぶ基準にしてみては?

補足:
通信制高校は、全国各地にキャンパスがあるところが多いです。そのため、一つのキャンパスで小さなイベントがたくさんあったり、他のキャンパスと合同で大きなイベントを行ったりするところもあります。
さらに、自由度が高いので、全力でイベントを楽しめます。

デメリットその3:世間的な認知度が低く、誤解を招きやすい

通信制高校ってイメージ良くないから、通いづらそう・・・。
私が生活している限りでは、大変に思ったことはないですが、少なからず偏見はあると思うので、
このサイトでイメージを変えていきたいです!
補足:
登校頻度は少ないですが、必要単位数を修得すれば全日制高校と同じ高卒資格を得ることができます。 そして、大学進学や就職も問題なくできるので、自分のライフスタイルを考えて判断してみてください。

参考:https://www.nasumachikyoui.jp/about/embarrassing.html

サポート校って?

サポート校について

[サポート校とは何か]

サポート校とは通信制高校の卒業に向けたサポートを行う学校です。 「自分一人でしっかり卒業科目をとっていけるのだろうか?」 といった不安に対して寄り添ったサポートをしてくれます。

具体的には・・・

 ・単位取得に向けた学習計画の作成
 ・一人では進めにくいレポート作成・提出のフォロー
 ・大学進学に向けた受験対策
  等があります。
  (引用:https://www.try-gakuin.com/column_09/

[サポート校の役割]

先でも記述しましたが、通信制高校の高校生活における

・モチベーションを保てるか心配
・通ってみたいけど、卒業するためだけの勉強になりそう
・まだまだ少数派だから
・高校生活を気軽に相談できる相手がいないのは不安

などの不安を解消することが、サポート校の役割です。

[サポート校と通信制高校の違い]

サポート校は学校教育法で【高校】と定められておらず、高校卒業資格を取得することができません。 あくまでも、通信制高校の卒業をサポートするための学びの場です。



しかし一般的には、サポート校は通信制高校と連携しており、サポート校に入学する際は連携している通信制高校にも 同時に入学することになるため、高校卒業資格を取得することができます。 つまり、有意義な学生生活を送るために、サポート校の体制を優先して選んで、高校卒業資格を取るために、 提携先の通信制高校を卒業するという選択も可能です。

説明を聞いて、このサポート校に通ってみたい、という選択からでも、高校卒業資格を取るための弊害には ならないことが一般的です。 現在サポート校を利用している生徒からするとこちらの選択が多いように思われます。 つまりは、



通信制高校に通う選択をする → 不安があるからサポート校を探す

という流れよりも

サポート校を探す → 卒業資格取得のために提携先の通信制高校へ入学する

という流れが一般的です。

サポート校を利用している多くの生徒は、入学した通信制高校よりも サポート校を利用する時間がとても多いです。

「サポート校に入学しても高校卒業の資格は取得できないので意味がない」
と誤解される場合もありますが、 通信制高校に同時に入学することで高校卒業の資格は取得できる仕組みとなっています。
通信制高校だけではカバーしづらい、時間の管理や、モチベーションの維持、メンタルケアなどを個別で対応してくれるのがサポート校の役割です。

また、サポート校キャンパスへ通学することもでき、その中でサークル活動や修学旅行などのイベントも実施されているため、人間関係や社会性の構築に大きく貢献しています。
1キャンパス当たりの生徒数はそれほど多くはないのですが、全国でサポート校を展開しているグループですと、総在籍者数はかなりの数(トライ式高等学院だと約1万人)となり、リモート会議ソフトなどを使用したキャンパスを超えての授業やイベントを実施することも可能です。

通信制高校理解度クイズ

問題1

通信制高校は、学校に通う回数が少ないため、先生との距離が遠い

答え ... ×

通信制高校の先生方は、心理学系の資格を取得していたり、社会経験が豊富な先生が多いので、気軽に関わることができます。

問題2

サポート校は「高校」と定められている

答え ... ×

サポート校は学校教育法で「高校」と定められておらず、高校卒業資格を取得することができません。あくまでも、通信制高校の卒業をサポートするための学びの場です。

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