集中をするコツ

スケジューリング

→集中する時間をスケジューリングしよう!

 突然ですが皆さん、集中して作業するときや勉強するときにきちんと計画を立ててから始めていますか?
 「なんかやる気出たきがする!」、といったように気のままに始めていませんか?
 ここではとある高校生のAさんとBさんを例に計画を立てるとどのような利点があるのか、どのように計画を見ていけばよいのかを勉強を例に考えてみましょう!

 同じ吹奏楽部に所属しているAさんとBさん、同じトランペットを担当している二人はパート練習が終わる時間が同じなのでいつも一緒に帰っています。普段はお互い18時30分ごろに家に着くのですがその後どのように過ごしているのでしょうか?
 ある一日の様子を見てみましょう!
時間AさんBさん
18:00~疲れたので家でちょっと休憩。
YouTubeで動画を見る
好きなゲームのデイリークエストをこなす
その後18:30から宿題
19:00~夕食夕食
20:00~お風呂
その後テレビを見て時間をつぶす
お風呂を手早くこなし,30分から勉強
21:00~勉強開始!2時間ぶっ続けで頑張りました10時までゲーム
22:00~勉強ゲームもひと段落ついたので暗記科目のお勉強
23:00~勉強も終わりマンガや、テレビを見てでダラダラ勉強
24:00~就寝就寝
ここではすでに1日当たり
Aさん:2時間
Bさん:3時間
と,1日だけでも1時間もの差が生まれてしまいます。  例えばこれを7日間続けて行った時、
Aさんの勉強時間:14時間
Bさんの勉強時間:21時間
と7時間もの差が出てしまうんです。
この二人の大きな違いは、"隙間時間をうまく計画して作りだし、しっかり活用できているかいないか"というところにあります。

Aさんのコメント

勉強時間はちゃーんとたくさんとってるよ!まとめて2時間とってるから休憩挟んでるけど、勉強してる感があって好きだなあ

Bさんのコメント

基本ゲームしたいから時間を無駄に使わないように計画を立てて最大限ゲームに時間を充てられるようにしてるよ。だから短期間で集中して勉強するようにしてるよ
 どちらのタイプが集中効率がいいかは別として、Bさんのほうが計画できているという点でしっかりとやれていると思いませんか?この差はちゃんと計画することで時間を友好的に利用できるかなんです。
 では、Bさんの気を付けていることを聞いてみましょう。
私は、一週間に一回勉強とゲームをする予定を詳しく立てています。目に見える形にすることで集中する期間がわかりやすいのでおすすめですよ! このように、自分が集中する時間をしっかり目に見える状態にすることが大切です。
 何をしたらいいのかがわからないときは、まず以下のような方法を試してみましょう。
 たとえば、
「30分集中して5分休む」を4回繰り返す
 などの短い時間から順次、自分がいつ、何分集中して作業、勉強をするのか計画を立ててみましょう。
 ほかにも、ゴールを決めて勉強をすると...
 具体的なゴールがあると格段に集中しやすくなる人は多いはず!
 ほかにも、人によって勉強がはかどる時間に個人差があります。
 計画を立てて実行し、それを見直すといったサイクルを繰り返し、自分にぴったりの時間帯や作業時間を見つけることで作業、勉強をはかどらせていきましょう。


妨害要因について

→妨害要因を徹底的に排除しよう!

 突然ですが皆さん、毎日どのくらいの頻度でSNS等やゲームなどの娯楽を楽しんでいますか?ほんのちょっとだけやろうと軽い気持ちで動画を見始めたらいつの間にか数時間たっていたということもあると思います。こういう上の文章からもわかる通り集中しようとする皆さんの妨害となってしまうのです。
 このように、集中する時の毒となるもの、いわゆる集中するときに邪魔になるものを「妨害要因」と呼びます。ゲームやSNSなど、魔の手のように誘惑し、妨害してきますよね。
 こういった妨害要因をシャットアウトすることが大切です。「そんなことわかってるけどできないんだよ!」そう突っ込みたくなったあなた、その通りなんです。
 誘惑を断ちきるのが大切なのはわかってる、だけどやめられないんですよね。実はこういう時に誘惑を断ち切ることができる便利な思考方法があるんです。それが自分の行動の利益、不利益を考えることです。
 ではテスト勉強をしなければいけないのに誘惑に負けてしまいそうな時を例にこの思考方法を当てはめてみましょう
それでは結果発表です!
結果Aゲームをやっているといつの間にか..3時間経過?!勉強をする時間を大幅にロスしてしまった。しかもゲームというテスト勉強において何も役に立たないものを長時間やってしまったせいで、虚無感とやる気の無さでいっぱいになってしまっている...
結果Bドラマしか見ないと思ったら、立て続けに来るバラエティにしてやられ2時間もテレビを見てしまった。自己嫌悪を実感。
結果C最悪だった...新しい動画が次から次へとおすすめされるから見てる内にすごい時間がたっていた。お金をお湯に溶かすレベルの失態だね。
結果D友達との勉強会のはずが、いつの間にか雑談会に?!挙句の果てにはテスト死ぬ同志みたいな同盟組まれて、やる気全く起きなくなっちゃった...
結果E全ての誘惑に打ち勝った君は集中する切符を手に入れた!集中開始!

上の表を見てわかるように身の回りはたくさんの誘惑に満ち溢れています。様々な誘惑に負けそうになった時に、一度この図を思い出してみましょう。長期的な目で見た時の有益、無益をよく考えると誘惑に負けそうになる気持ちに打ち勝つことができる確率が高くなると思いませんか??皆さん、誘惑に負けそうなときはこの図を参考に利益、不利益をしっかり考えて行動していきましょう。


自分を認める

自分の感情を認め,振り回されないようにする

 突然ですが、他人に指示をされて集中する場面はありませんか?
 自分の意思に反して集中しようとしたときに自分の心の中でどのようなことを考えているか思い出してみましょう。
 勉強や作業を必ずしないといけない義務感にさいなまれ、気分が落ち込んでいたり不安、欲求不満などが生まれると思います。
 このような負の感情は集中する上での生産性を低下させてしまう傾向があります。このような事態を防ぐため、大切なことこそ、その自分の感情を認めるという思考なのです。

 ここからは、具体例を交えて説明していきます。

例1大学受験を控えた茜さんの場合

 具体的な未来のビジョンが見えなくて不安になってしまっているようです。
 このような負の感情は受験勉強へのやる気を阻害させてしまうのに加え、誘惑に負けやすくなってしまいます。ふとスマホを見たときにゲームを始めて時間を浪費してしまうなどの悪循環に陥ってしまいやすくなっています。
 では実際に茜さんの悩みを聞いてみましょう。

私茜は、今年大学受験を控えた高校三年生。7限の授業も終わり学校から帰っている途中です。大学の受験勉強も後半に差し掛かり、模試の順位が気になって眠れない日々を過ごしてるせいか、若干寝不足です。
そして昨日帰ってきた模試の偏差値はなんと6も落ちていました。もっと頑張らないと、そう思って間違えた内容の勉強をしています。
 ですが家に帰って机に向かうも、頭を覆うのは、志望校に受からないのではないかという不安、まずこの山ほどあるやらなければいけない勉強が終わるのか、本当に身につくのかという疑問ばかり。
 そんなこと考えている暇があるのなら勉強するべきだと思うのですが、どうしても手が進まないのです。
 そんな時に限ってスマホの通知が鳴り、画面をふとつけるとインスタグラムには推薦でもう受かっている人達の楽しそうな写真であふれていて何のために自分が頑張っているのか、意義が見当たらなくなってきます。いつも結局ムキになってスマホでSNSを見て深夜になって後悔して勉強を始めます。こんな生活はもううんざりなのにダラダラと引きずってしまうのです。どうしたらいいのでしょうか。

 こういうお悩み、意外と多いと思います。こういう時におすすめなのが自分の感情を認めるという中でも自分を認めてあげるという点で自分の感情や努力を認めてあげましょう。
 そして他人と自分をちゃんとわけて考えましょう。そして他人への嫉妬という感情にきずく事で自分は自分、他人は他人、自分には他人と違う目標があるという自覚を持ち他人に左右されず行動できるようにしましょう。そうすれば他人と比べることによる劣等感や、不安感は軽減されることでしょう。そういった雑念が消えさえすれば勉強しようと思った時に集中して勉強できるようになることでしょう。

例2学校で美術の課題が出された浩紀さんの場合

 課題提出日が着々と近くなっている浩紀さん。やらないといけないというのは分かっているのですが、どうしてもやる気が起きないようです。やる気が起きないともちろん集中する気も起きません。では浩紀さんの悩みを実際に聞いてみましょう。
美術の宿題の提出期限もあと1週間、だけど全くやる気が起きないんだよね。周りのクラスメイトはもう終わった人も出てきてるみたいで危機感を持ち始めてるんだけど、明日には新作のゲームも届くから絶対にやらないような気がする。だからもういっそ忘れちゃおうかなって思ってます。

 このような例もよく見受けられますよね。やる気が起きないので後回しにしてしまうといった事は、自分の宿題等をやらなきゃ!という感情を無視して自分のやりたいことをやっている状態です。誘惑に惑わされず、自分が宿題をやらなきゃと思った時にしっかり行動に移せるようにする事が大切です!


 いかがでしたか?ここに書いてある例の他にも、自分の今の感情を認めてあげることで作業効率が一気に上がる事は沢山あります。集中できない時はまず、自分の感情と向き合ってみるのがいいかもしれませんね。


自分のパターンを知る

自分の努力タイプを知り,より良い集中につなげる

 皆さん、自分の努力タイプはご存知ですか?
 短期決戦型、長期戦型、様々なタイプがあると思います。
 まず、どのように自分のタイプを知るのか、そしてこのタイプを知るとどんないいことがあるのか、今回はそれを説明していきます。
 まず自分のタイプの調べ方についてです。これは診断ページに飛んで診断を受けてもらえればかんたんに調べることができます。診断ページはこちらから ここからは努力タイプの別、得意なこと、苦手なこと解説をしていきます。

 ここでは努力タイプを大まかに以下のような4つに分けます
  • 短期集中計画型
  • ENTJ,INTJ,ENTP,INTP
  • 長期集中計画型
  • ESTJ,ISTJ,ESFJ,INFJ
  • 短期集中偶発型
  • ESTP,ISTP,ESFP,ISFP
  • 長期集中偶発型
  • ENFJ,INFJ,ENFJ,INFP

短期集中計画型

 このタイプは短い時間で、計画的に物事をこなすことが出来ます。仕事が早く飽き性な性格な特徴があるようです。
 このタイプの長所はなんと言っても作業が早いところ。やる気が起きれば頭の中で直ぐに計画を立てて行動に移します。
 このタイプで集中する上で大切にしたいポイントはズバリ
できるだけ短時間で終わるように計画を作り、可視化することです。
 これは、集中している時に無駄なことを考える状態を減らしてくれるので、「飽き性である」という短期集中計画型さんの弱点を上手く補ってくれることでしょう。

長期集中計画型

 このタイプの方々は、計画的に長時間集中することが可能です。長期といっても期間は人それぞれですが、全体的に計画したスケジュール通りに飽きずに作業できるので4タイプの中でもかなり優秀なタイプといえるでしょう。
 このタイプで集中する上で大切にしたいポイントはずばり
できるだけ時間を無駄にしないように計画を立てることです。
 長期集中型タイプの皆さんは基本的に長時間勉強をしても飽きることはありませんが、その分作業をメリハリ無く長時間続けてしまう傾向があります。
 この問題点を改善するために大切なのが、無駄にしている時間を自覚し、その無駄を減らす努力をすることです。
 無駄な時間を減らすことができればさらに効率よく集中することができると思いますよ

短期集中偶発型

 このタイプの方は、思いついたときに思いついたことを突発的に始めて、終わらせてしまう傾向にあります。
 基本心の赴くままに行動しているので、集中できる時間が短いという特徴があります。
 ですが一回集中すると、とても高い集中力を発揮する傾向があります。
 このタイプで集中する上で集中したいポイントはずばり
勉強する作業の内容を定期的に変えることです。
 短期偶発タイプのメリットは何といっても一回集中したらとても高い集中力で効率的に作業をこなすことができることです。
 このメリットを最大限に生かすために、このタイプのデメリットである飽きやすい点をカバーすることでさらに時間を効率よくすることが大切です。
 短時間でも、やることを変えながら集中することで結果的に作業量を増やすことが可能です。

長期集中偶発型

 このタイプの皆さんは、集中の波が偶発的に来ますが,それを長期的に継続することができます。
 いわゆる”ゾーンに入った状態”になるとかなり長い期間集中し続けることができます。
 このタイプのデメリットは、集中したいときにすぐ集中できるとは限らない点です。
 このタイプで集中する上で大切なことはずばり
自分が集中したいと思ったときに集中するための環境が準備できていることです。
 自分が集中したいと思ったときに集中するための環境整っていなくてやめてしまうということが多々あるのではないでしょうか
 集中するきっかけを逃さず,効率的に作業を開始できれば大幅に集中できる時間が増えるでしょう
 ここまで、4つのタイプを見てきました。自分をしっかり理解することで,集中の質は格段に上がります。自分に合った環境やタイプをしっかり見つけ,充実した”集中ライフ”を送りましょう。

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