日本には、世界ではあまり見られないような面白い発電方法があります。
うどんで有名な香川県では、廃棄されるうどんを利用し発電する、うどん発電が用いられています。 香川県はうどんの消費量が一位ですが、その反面、うどんの廃棄量の一位のため、うどん丸ごと循環プロジェクトという、うどんを無駄にすることなく発電などに回すプロジェクトがスタートしています。発電の仕組みとして、うどん店や工場などで排出される、うどんの残りかすを、バイオプラントに投入し発酵させて、それで出てきたバイオガスでタービンを回し発電するというものです。
別名床発電システムといわれています。ビジネスの通勤、ラッシュアワーの際そこで歩いた時の振動を使って発電する発電方法です。 JR東日本の実証実験結果によると、通勤ラッシュ発電の専用機器は東京駅の八重洲北口改札に設置されており、2007年の実験では、1日あたりに500kW秒を発電できています。 そして2008年に実施された追加実験では、発電量が改善し、1日当たり1400kw生み出せるようになりました。発電量がおよそ3倍に伸び、LED照明を17時間点灯できるほどの電力を生み出せますが、耐久性の減少により発電量が減少してしまうといった課題があるそうです。発電の仕組みとして、床内部に組み込 まれた圧電素子(圧力・振動を電圧に変換する素子)によって発電するというものです。
株式会社メロディロムが、人の体温を利用し、自動発電される体温発電の製品の販売をスタートしました。マザーブレスレットと呼ばれる体温発電の製品は、心拍数や睡眠値、カロリー消費量といった情報を取得できるウェアラブルデバイスです。手首につけたまま自動で充電できるため、わざわざ着脱する必要がなくなります。仕組みとしては、温度差に応じて電位差(起電力)が生じる仕組み”を利用し、体温を電気に変換しています。つまり物とヒトの皮膚表面に生じる温度差を利用し発電するというものです。