注意事項番外編

イスラム教の注意事項

紹介させていただいた5カ国のうち、
マレーシア、インドネシアはイスラム教を信仰する人の多い国です。

ちなみに他の国は以下のようになっています。
シンガポール: 華人と呼ばれる中国系の人々が45%を占め、仏教を信仰しています。イスラム教を信仰するマレー系の人も14%はいます。
タイ: 主に上座部仏教。
フィリピン: スペインの植民地だった影響でキリスト教。

イスラム教には生活にも関わる決まりごとがイスラーム法(シャリーア)で定められており、
私達がイスラム教国を訪れる時にはそのことに注意しなくてはいけません。
このページでは私達が覚えておきたい8つの事項について紹介します。
それぞれクリックすると詳しい説明が見られます。

①左手は不浄の手とされているので、相手に対して使ってはいけません。
└自分で食事をする分には良いですが、じかに食べるのはやめましょう。

②犬は不浄なもの。
├現地では野生の犬がいますが、犬の唾液によって感染する狂犬病があり、犬に触ってはいけません。
└イスラム法上では必要がある場合以外飼ってはいけません。

③豚(牛)を食べてはいけません。
├現地の人に日本からお土産を渡す時には注意して下さい。
├豚肉料理を扱っている飲食店は少ないと考えてよいと思います。
├牛は神聖な生き物とされ、牛肉は祈祷を行ったものしか食べることができません。
└イスラム教を信仰する人はほとんど鶏肉しか食べないということになります…。

④宗教の話題は避けて下さい。
├政治の話題とともに旅行者のする質問のタブーとされています。
(これはどこの国にも言えると思います。)

⑤人差指で人をさしてはいけません。
├失礼にあたります。 物などさす時は親指をたてて示してください。

⑥人の頭をなでてはいけません。
└人の頭の上は神聖なものとされています。

⑦トイレには、トイレットペーパーがないところの方が多い。
├イスラム教では、トイレットペーパーの代わりに、横に置いてあるホースの水を使いますが、
使い慣れていないと悲惨な状況を招くと思われるので、ティッシュペーパーを持ち歩くことをお勧めします。
ホテルの部屋のトイレにはトイレットペーパーもありました。

⑧イスラム教を信仰する人はメッカの方向に一日5回お祈りをします。
├ホテルの部屋の天井にはメッカの方向を示した矢印が書いてありました。

├学校などには、お祈り専用の部屋があります。

└お祈りの邪魔はしないように!