日記~1人目~

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1日目


初めての飛行機で、朝から緊張していた。

空港でもずっと落ち着かなくて「飛行機が墜落したらどうしよう」みたいなことをずっと考えていた。
飛行機(マレーシア航空)は乗ってみると、とても快適だった。
機内サービスで出されたピーナッツが凄くおいしかったことと、
(下はイメージ)

前の座席についているモニターで見た映画が面白かったことと
隣に座っていたおじさんが優しかったことが印象に残る。

私は、ラッキーなことに一番窓側の席で外を見ることができた。

ピーナッツを無心で食べていた時と映画を見ていた時以外は、ずっと小さな窓にへばりついて外の景色を眺めていた。
下にも雲、上にも雲、その間から白い月が見えた。
はじめて見た不思議な景色を今でも覚えている。
最初の頃はハイテンションで楽しんでいたが、飛行機にいる7時間はやはり長かった。
非常に暇だった。クアラルンプールの空港に着いて、ぐるぐる回るたくさんの荷物の中から苦労して自分の荷物を探して

バスに乗って、ホテルに向かった。

ホテルに着いた時はすでに夕食の時間、夕食はバイキング形式で、とてもおいしかった。

私はその時もっと「マレーシア!!!」って感じな料理をイメージしていて
勝手に「まずいんだろうな」と思っていたのでとても驚いた。
おいしかった。マレーシア、ごめん。
この日はその後、自分の部屋に戻り、ハイテンションなまま眠りについた。

2日目

朝からバスで森林研究所(FRIM)に向かい、着いたらまずいろいろな気持ち悪い虫などの説明が
そこの管理人さんからあった。

その後、ただでさえ暑いところを虫に刺されないように長袖、長ズボンで森の中を練り歩いた。
ものすごく大きな蟻がいたことを覚えている。 かさかさ動いていて気持ちが悪かった。

日本には絶対にないだろうな、と思うような植物がたくさん見られて中々面白かった。

その次に、ゴム研究所(RRIM)に行った。
おじさんが、ゴムの木の接ぎ木をする様子を実際にやって見せてくれた。
木から樹液が流れた後のところがゴムになっていて、ちょっとひっぱってみたら(触るなって言われたけど)
弾力が凄くあった。

ここでは、ブルーベリーのジュースが出されて、あのジュースはすごく味が濃かった。

その後、バツーケイブに行った。
凄く長い階段を登りきったところに洞窟があって
着いたときは太ももがパンパンだった。

洞窟の中では、常に水が滴り落ちていて、 しばらく中にいると髪の毛が結構ぬれた。

なぜか猿がたくさんいた。

3日目

マレーシアの学校を訪問した。とても大きくてきれいな学校だった。
学校の皆さんは私達をとても歓迎してくれた。
まず、両校の催し物として踊りや合唱などを発表しあった。
マレーシアの学生さんたちによる踊りは、独特の雰囲気があった。
発表の後、班ごとに分かれて学生さんと喋る時間があった。
言葉の壁と初対面の恥ずかしさがあって、はじめはなかなか言いたいことが
伝わらずにもどかしく感じたが、しばらくすると仲良くなれた。
趣味や家族の話などが予想以上に盛り上がった。
とても楽しかった。

その後は両校で一緒に農業公園の散策をした。
これが終わった後に果物をごちそうしてもらえた。見たことのない色鮮やかな果物が皿いっぱいに 並んでいた。

どれも甘くてとてもおいしかった。
これで1日目の学校交流は終了した。

4日目

この日は、学校交流の2日目ではじめに校内の案内があった。
教室には日本と同じように机、椅子、黒板があった。図書室や美術室もあって、「日本とあまり変わらないな」
と思ったけれど、大きな違いがあった。それは、お祈りをする部屋があったことだ。

宗教の違いをこの時改めて感じた。

案内が終わった後、文化交流として両校が用意したブース(遊び、食べ物など)を自由に体験してまわれる時間があった。
私はマレーシアの「チョンカ」という遊びや、ヤシの実をボールの代わりに使ったボーリングなどを体験した。
ヤシの実は完璧な球でなく、楕円の形だったのでまっすぐに転がらなくて難しかった。
この時間は新しくできたマレーシアの友達とたくさん遊べたので特別に楽しかった。
たった2日間の学校交流だったが、学んだことは数えきれない。
初めて行った外国で、言葉もうまく伝わらないのに優しくしてくれる大切な友達ができたことが とてもうれしかった。
私はマレーシアでできた友達のことを一生忘れないと思う。

ホテルに戻ってからまたすぐに出発してレストラン(saloma)に行った。
ディナーショーではバンブーダンスという踊りが見られてとても面白かった。

5日目

この日は、国立博物館→KLCC→KLタワー→バティック→国家記念碑→王宮という流れで
見学をした後、夕食をレストランで食べてから空港へ行き、日本へと出発した。
印象に残っているのが、私たちがKLタワーにいる時にスコールが降ったことだ。日本の夕立の強いバージョンみたいな感じだった。

私はKLCCとバティックでお土産を買ったのだが、自分がほしいものばかり買ったので後々母親に怒られた。

レストランでは明日日本に帰れるという安心感からおかしなテンションになって
水を飲みすぎてお腹が痛くなった。

帰りの飛行機の中でもなんとなく体調が悪くてさんざんだった。

6日目

日本に着いた。無事に日本に帰ることができて安心した。