第4章

ジョン・タイター

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<タイターの使命>
ジョンタイターは、IBM 51001975年6月、IBM PCの6年前にIBMが市場に初めて投入したデスクトップコンピュータの入手が、過去へ来た目的であると語っている。
タイターがこの任務を任された理由については、彼自身が「祖父がIBM 5100の開発に携わっていたため」と書きこんでいる。
IBM 5100には、マニュアルにはないコンピュータ言語の翻訳機能があることが2036年にわかったという。
彼の使命は、2年後に迫っている2038年問題に対応するためのものであり、過去から受け継いだコンピュータプログラムをデバッグするためにIBM 5100が必要なのだという。
実際のところ、IBM 5100は、内部でSystem/3701970年6月30日にIBMがSystem/360ファミリの後継として投入したメインフレームのシリーズ名エミュレーション特定のコンピューターやOS向けに開発されたプログラムを、異なる環境のコンピューターで使うことをおこなっており、System/370のメインフレーム コンピューターで、周辺装置・端末装置を除いた本体部分上のプログラムのデバッグに使用できる機能がある。このことは、A. D. Falkoff, "The IBM Family of APL Systems," IBM Systems Journal, IBM, Vol. 30, No. 4, (1991), pp. 416 ff. にある。
我々の世界線においては、2000年問題への対策を通じて2038年問題を解決する方法も既に明らかになっており、システムメンテナンスによって大きな問題は起こらないと考えられている(詳しくは2038年問題の項を参照)。
また、重要なのはIBM 5100を持ちかえること、1975年である人物に会う事であるとも発言している。


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