まず最初(さいしょ)の駅(えき)に着(つ)いたよ！

それじゃあ、説明(せつめい)していくね。病気(びょうき)の原因(げんいん)となる、ウィルスや細菌(さいきん)・真菌(しんきん)のことをまとめて病原体(びょうげんたい)って呼(よ)んでいるよ。ウィルスや細菌(さいきん)・真菌(しんきん)は「病原体(びょうげんたい)」だけどそれぞれ大(おお)きさや中(なか)の構造(こうぞう)が違(ちが)うよ。

真菌(しんきん)っていうのはガビのことをいうよ。

【病原体(びょうげんたい)が存在(そんざい)しているもの】から【病原体(びょうげんたい)が存在(そんざい)していないもの】へ移(うつ)ることを「感染(かんせん)」といって、この移(うつ)るための方法(ほうほう)のことを「感染経路(かんせんけいろ)」と呼(よ)んでいるよ。 感染経路(かんせんけいろ)には、接触感染(せっしょくかんせん)・飛沫感染(ひまつかんせん)・空気感染(くうきかんせん)・経口感染(けいこうかんせん)・母子感染(ぼしかんせん)などがあります。 では、それぞれの感染経路(かんせんけいろ)について詳(くわ)しく見(み)ていきましょう。

まずは、接触感染(せっしょくかんせん)についてです。 接触感染(せっしょくかんせん)とは、手(て)や指(ゆび)、嘔吐物(おうつぶつ)などに触(ふ)れることによって、主(おも)に口(くち)から感染(かんせん)する感染経路(かんせんけいろ)です。風邪(かぜ)のような症状(しょうじょう)のです麻疹(はしか)、嘔吐(おうと)や下痢(げり)を引(ひ)き起(お)こすノロウイルスなどが、この「接触感染(せっしょくかんせん)」という経路(けいろ)で感染(かんせん)します。

次(つぎ)に飛沫感染(ひまつかんせん)についてです。 飛沫感染(ひまつかんせん)とは、0.005mmか、それよりも大(おお)きい細菌(さいきん)の粒(つぶ)が含(ふく)まれている咳(せき)やくしゃみによって感染(かんせん)する経路(けいろ)のことです。 細菌(さいきん)は、およそほどで1ｍほどで地面(じめん)に着地(ちゃくち)します。 インフルエンザや、ふつうの風邪(かぜ)、耳(みみ)の下(した)の痛(いた)みや熱(ねつ)をともなうおたふくかぜなどが、この「飛沫感染(ひまつかんせん)」という経路(けいろ)で感染(かんせん)します。

次(つぎ)に空気感染(くうきかんせん)についてです。 空気感染(くうきかんせん)とは、0.005ｍｍより小(ちい)さい粒(つぶ)が空気中(くうきちゅう)にただよい、感染(かんせん)する経路(けいろ)のことを言(い)います。結核(けっかく)などがこの「空気感染(くうきかんせん)」という経路(けいろ)で感染(かんせん)します。

いいところに気(き)が付(つ)いたね。

飛沫感染(ひまつかんせん)と空気感染(くうきかんせん)の違(ちが)いは、飛沫感染(ひまつかんせん)の最近(さいきん)には、水分(すいぶん)が含(ふく)まれていて重(おも)いため１ｍほどで地面(じめん)に着地(ちゃくち)してしまいます。一方(いっぽう)で空気感染(くうきかんせん)する細菌(さいきん)は、軽(かる)いため、空気中(くうきちゅう)に漂(ただよ)い続(つづ)けます。

次(つぎ)に、経口感染(けいこうかんせん)についてです。 経口感染(けいこうかんせん)とは、病原体(びょうげんたい)のついた食(た)べ物(もの)や飲(の)み物(もの)、食器(しょっき)を口(くち)ににしたときに感染(かんせん)する経路(けいろ)のことを言(い)います。 コレラ菌(きん)によって汚(きたな)くなった食(た)で物(もの)や飲(の)み物(もの)を口(くち)にすることで起(お)きる食中毒(しょくちゅうどく)や、吐(は)き気(け)などがするウイルス性胃腸炎(せいいちょうえん)(感染性胃腸炎(かんせんせいいちょうえん))などがこの「経口感染(けいこうかんせん)」という経路(けいろ)で感染(かんせん)します。

次(つぎ)に、母子感染(ぼしかんせん)についてです。 母子感染(ぼしかんせん)とは、病原体(びょうげんたい)がお母(かあ)さんから赤(あか)ちゃんに感染(かんせん)する経路(ねが)のことを言(い)います。 トキソプラズマ症(しょう)やB型肝炎(がたかんえん)という病気(びょうき)などがこの「母子感染(ぼしかんせん)」という経路(けいろ)で感染(かんせん)します。

それぞれの感染経路(かんせんけいろ)について、わかってもらえましたか？