抗菌(こうきん)という言葉(ことば)、聞(き)いたことがありますか？

似(に)たような言葉(ことば)に、「殺菌(さっきん)」や「除菌(じょきん)」があります。

殺菌(さっきん)は、菌(きん)を殺(ころ)すこと、除菌(じょきん)は菌(きん)を完全(かんぜん)ではないけれど、ある一定数減(いっていすうへ)らすこと、そして抗菌(こうきん)は、菌(きん)の発生(はっせい)や増(ふ)えてしまうことを抑(おさ)えることを言(い)います。

「抗菌(こうきん)」されているものは、みなさんの身(み)の回(まわ)りにも多(おお)く存在(そんざい)しています。
例(たと)えば、電車(でんしゃ)のつり革(かわ)やエスカレーターの手(て)すり。これらは抗菌加工(こうきんかこう)されている場合(ばあい)があります。

そんな「抗菌(こうきん)」にも問題点(もんだいてん)があります。抗菌(こうきん)によって、抗菌(こうきん)の力(ちから)に負(ま)けないように細菌(さいきん)がさらに強(つよ)くなってしまうことがあるそうです。抗菌(こうきん)することで、いいことばかりというわけではないのですね。