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□静止軌道エレベータの形 先ほどから、この軌道エレベーターの”塔”とよんでいますが、あなたはこの塔の形をどのようなものであると想像していますか? 多くの人が塔というと下のほうが広くて、上に行くにつれて細くなっていくという東京タワーのような構造を思い浮かべるでしょう? しかし、この軌道エレベーターの塔は重力または地球の万有引力(地球の中心からの距離に大きさが反比例する)と遠心力(地球の中心からの距離に大きさが比例する)の関係でバランスをとるために上部に働く力と下部に働く力とをつりあわせ、重心の位置の断面に大きな力を発生させることになり、真ん中に大きな力がかかってしまいます。 このために、塔は東京タワーのような形ではなく、大体真ん中である重心を太くし、端にいくにつれて細くなっていく、いわゆる”紡錘形”にする必要性があるのです。
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