Studio ついんくる ||タグ解説-System||

System

システム操作関連のタグです。プログラムの動作について記述できます。 プログラムの中で行われる作業や、プログラムに動きをつけて、演出することが可能となるタグが含まれます。

Single tags

記述動作
waitclickクリックを待ちます。
他のクリックを待つタグ、lタグpタグとは性質が違い、クリック待ちのアイコンは表示されず、セーブなどの動作を行うことが出来ません。具体的にはユーザーに選択肢を選ばせるときなどに使われます。
closeウィンドウを閉じます。
プログラム本体を終了させる場合は終了確認があります。バージョン情報ダイアログのウィンドウでは終了確認はでません。
hidemessageメッセージレイヤーを一時的に見えなくします。
メッセージレイヤーのバックグラウンドにあるレイヤーが丸見えの状態になります。メッセージレイヤーの設定等には影響はありません。
resetwaitウェイトの初期化を行います。
waitタグの追加記述modeをuntilと設定したときに使用する原点を作ります。このタグとwaitタグの間にはセーブポイント(セーブ可能なラベル)を作らないのが通常です。セーブされる情報の中にこのタグで設定した原点は含まれないからです。
clearsysvarシステム変数の全消去
使用されているシステム変数をすべて消去します。
stopquake揺れを止めることができます。
quakeタグの追加記述timeで設定した長さを待たずに揺れを終了させます。
sシナリオを停止します。
linkタグbuttonタグで選択肢を求めるときに使用します。

Need option tags
記述追加記述記述詳細動作
loadplugin--プラグインの読み込みを行います。
-module(必須記述)任意プラグイン名読み込みたいプラグインファイル名を指定します。
このとき拡張子を含めて正確に記述する必要があります。読み込みたいプラグインは、
・プロジェクトフォルダ直下
・実行可能ファイルのあるフォルダ
・上記のフォルダ内にある名前が"plugin"フォルダ
のいずれかに置いておく必要があります。

cursor--プログラム中のマウスカーソルを変更します。
使用できるファイルは*.cur(*.ani)のアイコンファイルです。
-default&任意カーソル定数/任意ファイル名通常のマウスカーソルを設定します。
カーソル定数を指定するには頭に&をつけます。つまりタグにdefault=&cr***と記述します。
-click&任意カーソル定数/任意ファイル名クリック待ちをしている時のマウスカーソルを設定します。
カーソル定数を指定するには頭に&をつけます。つまりタグにclick=&cr***と記述します。
-pointed&任意カーソル定数/任意ファイル名リンクやボタンをポイントしたときのマウスカーソルを設定します。
カーソル定数を指定するには頭に&をつけます。つまりタグにpointed=&cr***と記述します。
-draggable&任意カーソル定数/任意ファイル名マウスがメッセージレイヤを移動可能な位置に来たときに表示されるマウスカーソルを設定します。
positionタグで"draggable=true"と設定した場合に記述が有効になります。
カーソル定数については一覧をご覧ください。→

title--タイトルとして表示する文字を指定します。
-name(必須記述)任意文字タイトルとして入力した文字を表示します。
プログラム実行時のタイトルバー、及びタスクバーに表示される文字を指定します。

rclick--右クリックをしたときの動作を設定します。
-calltrue/false指定したサブルーチンを実行します。
trueと設定すると、rclickタグにおいてstrageまたはtargetで指定したサブルーチンを呼び出します。同タグ内にあるjumpの追加記述と、この追加記述の両方をfalse指定にすると、右クリックは通常のメッセージを消すを行います。
この追加記述とjumpを同時にtrueにすることはできません。
-jumptrue/false指定した場所に移動します。
trueと設定すると、rclickタグにおいてstrageまたはtargetで指定した場所へ移動します。同タグ内にあるcallの追加記述と、この追加記述の両方をfalse指定にすると、右クリックは通常のメッセージを消すを行います。
この追加記述とjumpを同時にtrueにすることはできません。
-storageファイル名呼び出すファイル、移動先のファイルを指定します。
callまたはjumpの設定が有効になっていた場合、この追加記述で指定されたファイルを呼び出し先、移動先にします。この追加記述をstorage=""とすると、右クリックをした時のファイル内にあるラベルを検索します。
-targetラベル名呼び出すラベル、移動先のラベルを指定します。
callまたはjumpの設定が有効になっていた場合、この追加記述で指定されたファイルを呼び出し先、移動先にします。この追加記述をtarget=""とすると、追加記述のstorageで指定されたファイルが頭から実行されます。
-name任意文字/default

メッセージを消す、の名称を指定できます。
システムメニューの中のメッセージを消す、にあたる文字を指定します。default と指定すると、標準の「メッセージを消す」となります。ホットキーを指定したい場合は、&の後ろに文字を指定してください。例としては、任意文字(&s)等です。

-endbledtrue/false右クリックで特定の動作を行うか否かを設定します。
trueに設定すると、メッセージレイヤを隠す、指定ルーチンを呼び出す、指定場所への移動等が行われます。falseに設定すると、動作は行われません。

wait--待ち時間を入れます。
-time(必須記述)任意時間数(ミリ秒)待ち時間を設定します。
単位はミリ秒で指定してください。
-modenormal/until待ち時間の待ち方を指定します。
normalに設定する、またはこの追加記述を書かない場合、通常通りtimeで指定する時間だけ待ちます。untilに設定する場合、resetwaitタグで設定された原点から過ぎた時間をtimeで設定したことになり、設定した時間まで待ちます。すでに設定した時間を過ぎていた場合は待つことをしません。
-canskiptrue/falceマウスやキーボードにこの待ち時間を対応させるかを設定します。
この追加記述を書く待ち時間をマウスやキーボードで飛ばすことが出来るかを設定します。これを書かなければtrueとなり飛ばすことが出来ます。falceと設定するとこれが書かれている待ち時間はマウスやキーボードで飛ばすことができません。

wc--文字数分の持ち時間を入れます。
-time(必須記述)任意文字数待つ文字数を設定します。
この追加記述で設定した文字数を表示するためにかかる時間だけ待ちます。一文字にかかる時間はdelayタグで設定します。

autowc--特定の文字を記述した場合に自動で挿入される待ち時間の設定をします。
-endbledtrue/false自動の待ち時間を有効にするかを設定します。
trueに設定すると自動待ち時間が有効、falseに設定すると自動待ち時間が無効になります。この追加記述を書かなければ設定は変更されません。
-ch任意文字自動で待ち時間を入れる特定の文字を設定します。
ここで設定した文字の後に、timeの追加記述で設定した文字数分の待ち時間が入ります。書かなければ設定は変更されません。
-time任意文字数自動の待ち時間で待つ時間を文字数で設定します。
chで指定した文字一つ一つにカンマで区切って文字数を指定することができます。一つだけ設定をした場合、chで設定された全ての文字にその時間が設定されます。この追加記述を書かなかった場合、4と設定したことになります。

clickskip--クリックに対応して動作を飛ばす設定をします。
-endbled(必須記述)true/falseクリックしたときに動作を飛ばすかどうかを設定します。
trueに設定した場合、文章の表示途中で画面をクリックしたとき画面切り替えの効果(トランジション)や自動移動を中断したり、クリック待ちまでの文章を一度に表示したりします。falseにした場合、これらは無効になります。

nextskip--「次の選択肢まで進む」の設定を行います。
-endbled(必須記述)true/false「次の選択肢へ進む」が有効かどうかを設定します。
trueに設定すれば「次の選択肢まで進む」の機能が有効になり、falseに設定すれば無効になります。デモ中などは無効にしたほうが良い場合もあります。

mappfont--レンダリング済みのフォントを割り当てます。
-storage(必須記述)フォントファイル名

操作対象のフォントに割り当てたいレンダリング済みのフォントファイル名を指定します。
操作対象になっているフォントにファイルからレンダリング済みフォントを割り当てることが出来ます。設定したフォントファイル名を記述すると、常に割り当てられたフォントが使用されます。また、一つのフォント名に割り当てられるレンダリング済みのフォントは一つまでです。


quake--画面を揺らす動作の設定をします。
-time(必須記述)任意文字数/任意時間数(ミリ秒)画面を揺らす時間を設定します。
文字数を記述した場合、その文字数を表示するのに必要な時間、任意時間(ミリ秒)を記述した場合はその時間、画面を揺らします。どちらの単位を使用するかは追加記述timemodeで設定を行います。
-timemodems/delay追加記述timeの時間の単位を設定します。
msと設定した場合は任意時間数(ミリ秒)が、delayと設定した場合はdelayタグで設定した文字速度で、timeで設定した任意文字数分だけの時間画面を揺らします。この追加記述のデフォルトは、config.tjsが使用されます。
-hmax数字(px)横方向の最大揺れ幅を設定します。
記述した数字の単位にはpxが使用されます。省略した場合、10が設定されたことになり、0と設定した場合は縦揺れになります。
-vmax数字(px)縦方向の最大揺れ幅を設定します。
記述した数字の単位にはpxが使用されます。省略した場合、10が設定されたことになり、0と設定した場合は横揺れになります。

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