本文へジャンプ
           


うどんの歴史


小麦は紀元前から存在していました。小麦は、メソポタミアで紀元前7000年頃栽培されていた
と言われています。小麦が日本に伝来したのは縄文・弥生時代です。
その後奈良時代には、唐(昔の中国)から小麦粉で作るお菓子(そうめん・うどんの祖先)が
伝えられました。小麦粉や米粉を練ってゆでたり、あげたりしたもので、その中に「うんどん」と
いうものがありました。
熱くして食べるので、「温どん」というようになり、それが「うどん」になりました。
鎌倉時代から禅宗の僧たちは2度の食事の間に修行の疲れをとるため、うどんやそうめんを
食べていました。そして、室町時代には、間食の習慣が町人たちにも広がり、うどんや
そうめんが食べられていたのです。
江戸時代の初めには、茶店でうどんやそうめんが売られるようになり、中頃には上方(関西地方)で
うどんが人気を集めました。この頃、うどん屋でそばも売られるようになりましたが、そばは
うどんほど人気ではありませんでした。そして江戸時代の後期になると「きしめん」(平べったい
うどんのようなもの)が食べられるようになったのです。