･ブリーダーの意味？
･ブリーダーの現状
ブリーダー(Breeder)の意味
動物の繁殖、植物の栽培する人の指します。
仕事は、母犬や父犬を交配させ子犬を産ませ出生した子犬を販売し、収入を得ることです。今のブリーダーは個人経営が多くあり会社として経営しているところは１０％以下で副業や趣味で繁殖をしている方を「バックヤードブリーダー」と言います。このタイプのブリーダーが約７割を締めており、ブリーダー全体の８割程度は、出生した子犬をペットショップや競市などで販売を行っています。残りの２割程度がブリーダーから直接ご家庭に譲渡しています。
日本のブリーダー、世界のブリーダー
正直に言って国の法令などの違いがあるため比較することができません。
イギリス、ドイツ、フランスの場合、専門分野の職業に値するため資格が必要で、イギリス、ドイツ、フランス、アメリカは、事業者の業法違反は禁固刑や拘束刑など重い罰則規制があります。
日本の場合、資格制度もなく開業も届出しでき、業法違反の場合も罰金程度の軽微な罰則しかありません。残念なことに日本のブリーダーはペットが好きという理由で始める人が多く知識、キャリアの面では及ばないのが今の現状。しかし、優秀なブリーダーがいないわけではありません。
ブリーダーの現状
ブリーダーの評価に「優良」や「悪質」といった表現が使われます。悪質ブリーダーに関するインターネットの書き込みを見ると、病気の子犬を買ったクレームやトラブルの際に対応が悪かったケースが最も多い傾向があります。客からの視点でのポイントを整理すると･･･
必要な専門知識
遺伝学の知識、予防医学、健康管理、性格形成、グルーミングが不足していると遺伝的な欠点のある子犬を生み出してしまう可能性が高まり、子犬を迎えたご家庭で問題行動や疾病の可能性が高まると言われ、専門知識を学んでいないブリーダーも数多く存在するため、ふさわしいブリーダーではないことは確かです。
飼育管理
- 飼育スペースが不潔、臭い
- 感染症の治療や予防が不備
- 先天性の欠点がある親犬に繁殖している
- 飼育スペースが狭い
- 両親犬が汚れている、あるいは十分なケアがされていない。
飼育環境の良さは、ブリーダーの犬に対する飼育の姿勢、飼育スペースが汚れていたり、においがあったりする場合は、不衛生である可能性が･･･。不衛生な飼育環境は、感染症のリスクが高まることから衛生管理の意識が薄いことを表しています。 見方を変えると不衛生な環境は、お世話をする人手が足りていないと判断することができ、動物のお世話が仕事ですから人出が足りていないと飼育管理ができません。
同様の理由で親犬を見せない場合や親犬のトリミングができていない場合も管理が行き届いていない体制の表れです。人手が足りていないと日常的な世話に追われ、血統管理や子犬の社会性を身に付けるためのしつけなど、健全な子犬の生育に必要な条件を満たす事ができません。望ましくない親犬に繁殖を行い、先天性疾患がある子犬を生み出す可能性が高まります。
結論
現時点でのブリーダーは良い悪いがあるようです。世界はとても厳しい制度があり、日本ではまだそこまでは至っていないようです。これから考えるべき問題です。
