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教育の義務


インタビュー


福岡雙葉中学・高等学校のICT推進委員長である甲斐先生に、新型コロナウイルス感染拡大を受けた休校期間中の取り組みについて伺いました。

Q.休校期間中、どのような授業を行われましたか。
A.毎週月曜日から金曜日まで、YouTubeで、1コマ15分の授業を約4本ずつ配信しました。
また、週に1度各クラスで担任の先生とGoogle Meetを使ってオンライン朝礼を行いました。

Q.その授業において、大変だった点はどのようなところですか。
A.オンラインで授業を行う、ということ自体初めてだったので、すべてが手探りでした。
生徒からの直接的な意見を聞くことができなかったので、需要がつかみにくかったところが難しかったです。

Q.全国的には、Zoomを使ったリアルタイムなオンライン授業が主だったように感じますが、あえてYouTubeを使ったのはなぜですか。
A.確かにYouTubeよりもZoomのほうが、普段の学校で行う授業の形式と近づけることができますが、それでも普段の授業とまったく同じようにはできません。
だからこそ、あえてYouTubeを使い、巻き戻しや一時停止などの「動画ならではのメリット」を利用しようと考えました。

Q.通常授業に戻ってからも、この休校期間の取り組みを活用していることはありますか。
A.休校期間中は、アプリケーションを使ってオンラインで生徒に課題を提出させるシステムをとっていました。
そのシステムを、現在も小テストのやり直しや課題の提出の一部に利用しています。

また、理科の実験の様子をタブレット端末を使って動画を撮影し、それを各家庭で編集して提出する、という取り組みも行っています。
この課題を通して、何度もその実験を振り返ることができるので、良い復習につながっています。

高校生の授業では、先生が事前に撮影した授業をYouTubeに投稿し、それを生徒が各自で視聴して勉強し、学校では演習を行う、ということも行っています。

通常授業が再開しても、オンライン授業で得たメリットを活用し、より良い授業を目指しています。

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