食糧問題を引き起こす原因は何でしょうか。
それは「
食糧の生産・
消費・
分配のシステム
に影響を与えるもの」全てが、食糧問題を引き起こす原因となって
います。
毎年確実に増えている世界の人口、途上国の経済が発達してきたこと、食生活の肉食化なども大きな原因です。
バイオエタノールの原材料として、家畜の飼料として、穀物の需要が増えていることも原因です。
貧富の差、先進国と途上国の差も原因です。
食糧問題の原因となるものは、とても多いのです。
そのため、どこから手をつけていいのか、どうすれば解決するのかがとても難しくなっています。
また、それぞれの問題がつながっているため、どこかに影響が出ると、その影響は全体へと広がってしまうのです。
穀物消費量が増えれば、穀物価格も上昇を続けているように。
干ばつや洪水、
戦争や内戦、
穀物の価格の上昇、食糧不足、飢餓
……これらすべては、つながっているのです。
また、食糧問題の背景には、
人口問題、
環境問題、
農業問題、
エネルギー問題、
経済の問題、民族や地域の環境的な問題、所得格差などさまざまな問題があります。
もはや、何が元になって食糧問題が起こるのか、断言するのは難しいのかも知れませんね。